O様｜外壁・屋根・基礎塗装工事の工事工程⑤
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！
このブログでは、外壁・屋根・基礎塗装工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介していきたいと思います！
今回は、 軒天の塗装工事 の様子をご紹介していきます！
軒天とは軒やケラバの裏側のことを指しており、具体的に言うと「外壁よりも外側に張り出した屋根の裏側」となります。
軒天はベニヤ板や金属板、ケイカル板（ケイ酸カルシウムを主成分とした板）で覆われることが多いです。
軒天には、大きく分けて3つの役割が存在します。
それぞれの役割について簡単に解説していきたいと思います。
軒天の1つ目の役割として、「雨水や直射日光を遮ることで、外壁の塗膜の劣化を抑制する」という点が挙げられます。
外壁に直接当たる雨水や紫外線の量を少なくすることで、外壁の塗膜の劣化を最小限に抑え、建物の寿命を伸ばすことにつながります。
2つ目の役割は「屋根裏までの延焼を未然に防ぐ」という点です。
万が一、ご自宅か近隣住宅で火災が発生した際に軒天が存在しないと、燃え広がった炎が屋根裏にまで到達して屋根が焼け落ちてしまう……といった可能性があります。
そういった事態に備え、軒天には優れた防火性能を持ったパネルが張り付けられているため、屋根裏への延焼を防止し、火災の被害を最小限に抑えることができるのです。
3つ目の役割としては、「屋根の内部構造を外部から隠す」という点が挙げられます。
ここで言う屋根の内部構造とは、野地板や垂木などのことを指しています。
屋根の内部構造が外から見えてしまうと、建物全体の外観が悪くなるだけでなく、屋根内部に雨水が入り込んで雨漏りや腐食が発生してしまうことも考えられます。
そのような箇所に軒天を設置することで、建物の外観を綺麗にし、屋根の内部構造を外的要因から保護することができます。
このように、軒天は建物の美観や耐久性を維持するために非常に重要な部分となっています。
軒天の役割についてお話ししたところで、早速O様邸の軒天の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思います！
軒やケラバの裏側に位置する軒天は、雨風や排気ガスなどによって汚れやすい箇所でもあります。
汚れが溜まることで塗膜の耐久性・防水性にも影響が出てしまうため、定期的な塗り替え工事が必要となるのです。
今回の工事では、軒天の中・上塗りが行われました。
付帯部の塗装工事は、基本的には「中塗り→上塗り」の2工程で行われます。外壁の塗装工事と回数が違うのは、付帯部は外壁に比べて塗料の吸い込みが少ないため、2回の塗装で十分な塗膜の厚みを形成できるからです。
また、付帯部に3回塗装を行うと塗膜が厚くなりすぎてしまい、ひび割れなどの劣化症状が発生する可能性が高まってしまうから、という理由もあります。
中・上塗り塗料には、外壁と同じくPAINT LINEジャパン株式会社の「レガロ」が使用されました。
レガロには「クワトロガードテクノロジー」という新しい技術が採用されています。この技術により、塗膜の寿命を縮めてしまう物質である「ラジカル」の発生・活動を抑制することができます。
付帯部の塗装工事では、外壁で使用した塗料をそのまま使用するということがよくあります。
塗料を使い回すことで、「余分な塗料を購入して余らせてしまった」という事態を未然に防ぐことができるからです。
上塗りが終わったら、O様邸の軒天の補修工事は完了となります！
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