K様｜外壁・屋根塗装工事の工事工程⑤
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！
このブログでは、外壁・屋根塗装工事をご依頼いただいたK様邸の工事工程をご紹介しています！
今回は、 幕板の塗装工事 の様子をご紹介していきます！
幕板とは、「建物の1階部分と2階部分の外壁、すなわち建物の中間部分をぐるっと一周するように取り付けられた仕切り板」のことを指しています。
幕板にあたる部材のことを「帯板」と呼ぶ場合もありますが、この2つの用語に差異はありません。
とはいえ、帯板は着付けのときに使用する小物のことを指している場合もあるので、混乱を避けるために「幕板」と呼ぶ施工業者が多いです。
下の写真で言うと、外壁に張り付けられている白色の板が幕板にあたります。
幕板を張り付けることで、建物の意匠性を高める効果が期待できます。
例えば、ツートンカラーの境界線に幕板を「見切り材」として張り付けることでそれぞれの色を強調することができます。
単色の外壁の場合でも、アクセントとして幕板を設置することによって外壁にメリハリが生まれ、スタイリッシュな外観にすることが可能となります。
色を大きく変えずとも、幕板を張り付けることで建物の雰囲気をがらっと変えることができるため、ご自宅の外観にこだわりを持っている方にとって幕板は非常に重要な付帯部であると言えます。
一方、帯板の役割はあくまで「建物の意匠性の向上」だけなので、ご自宅の外観にこだわりがない方にとっては重要性が低い付帯部となってしまいます。
例えば、雨水の侵入を防いだり、屋根から流れ落ちてくる雨を地面にまで送り届けるといった機能的な役割を帯板は持っていません。
そのため、帯板を張り付けていない住宅も多く見受けられます。
とはいえ、幕板があるかないかで建物の雰囲気は大きく変わってくるため、「今の外観に飽きてきた……」「住宅のイメージチェンジがしたい！」という方は幕板を設置されることをおすすめいたします。
幕板は常日頃から雨風や紫外線を受け続ける部分であるため、経年劣化によって「色あせ」や「ひび割れ」、「剥がれ」などの様々な劣化症状が発生する可能性があります。幕板の劣化を放置すると、建物の意匠性を高めるために設置しているはずの幕板によって外観が損なわれることになってしまいます。
さらに、幕板は外壁の真上に張り付けられていることから、幕板と外壁の間に雨水が入り込むことで外壁にまで劣化症状が発生する場合もあります。
そのため、幕板の劣化に気が付いたら早めに補修工事を行う必要があります。
以上、幕板の役割について簡単にお話しさせていただきました。
幕板は「建物の意匠性の向上」という1つの役割しか持っていませんが、幕板があるかないかで建物の雰囲気が大きく変わってくるため、ご自宅の外観にこだわりを持っている方にとって非常に重要な付帯部となります。
幕板の役割について解説したところで、早速K様邸での幕板の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思います！
今回の幕板の塗装工事では、まず初めに幕板のサビ止め塗装が行われました。
幕板はアルミニウムやケイ酸カルシウム（ケイカル）、塩化ビニル樹脂など様々な素材から作られています。幕板がアルミニウム製である場合、雨風を受け続けることでサビが発生し、腐食（化学反応によって消耗・変質が発生し、金属が失われてしまう現象）によって幕板に穴が開いてしまう可能性があります。
そのような事態を未然に防ぐために、下塗りの代わりとしてサビ止め塗装が行われます。
サビ止め塗装が終わったら、次に幕板の上塗りが行われました。
外壁や屋根の塗装工事は基本的に「下塗り→中塗り→上塗り」の3工程で行われますが、付帯部の塗装工事では「下塗り→上塗り」もしくは「中塗り→上塗り」の2工程によって行われることがほとんどです。
付帯部は外壁・屋根に比べて塗装面積が小さいため、3回も塗装すると塗膜が厚くなりすぎてひび割れてしまう可能性があります。そのため、付帯部は基本的に2回の塗装で完了となります。
今回の工事では、上塗り塗料としてエスケー化研株式会社の「クリーンマイルドウレタン」が使用されました。
クリーンマイルドウレタンには「セラミック複合」と呼ばれる特殊技術が採用されているため、従来のウレタン樹脂塗料に比べてはるかに優れた低汚染性を発揮することができます。
汚れのない綺麗な状態を長期間にわたって維持することができるので、幕板にピッタリな塗料となっています。
上塗りが終わったら、K様邸での幕板の塗装工事は完了となります！
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