2023.09.10 コーキングの補修工事

T様|外壁塗装・屋根カバー工事の工事工程③

こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です!

このブログでは、外壁塗装・屋根カバー工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介したいと思います!

今回は、 コーキングの補修工事 の様子をご紹介していきます。

コーキングとは、「建物の目地(部材同士のつなぎ目、接合部分)や隙間に目地材を充填する作業」のことを指しています。
コーキングで使用される目地材はペースト状のシリコンであることが多く、目地や隙間に充填した目地材のことをコーキングと呼称している場合もあります。
コーキングは「目地・隙間からの雨水の侵入を阻止し、建物内部の雨漏りや腐食を未然に防ぐ」「建物の伸縮・振動によって発生する外壁材同士の衝突を防止する」といった役割を持っており、コーキングを行うことで建物全体の耐久性を向上させることができます。

コーキング材には「可塑剤(かそざい)」と呼ばれる添加物が配合されていることが多く、可塑剤によってコーキング材は柔軟性と弾力性を発揮できるようになります。
外壁材同士の衝突を防ぐためにはコーキングの柔軟性・弾力性が重要となることから、可塑剤はコーキングの性能を大きく左右する存在です。しかし、経年劣化によって可塑剤が外壁表面に溶け出してしまうことで、様々な症状が発生するようになってしまいます。
コーキングの劣化が始まると、「肉やせ」と呼ばれる症状が発生することがあります。肉やせとは、「コーキング材の可塑剤の多くが溶け出したことで、コーキングの厚みが失われてしまう症状」のことです。肉やせが発生した時点では建物内部の雨漏りや腐食につながることはほとんどありませんが、劣化症状であることには変わりがないので、肉やせが発生した時点でコーキングの補修工事を行うことができればそれに越したことはありません。

コーキングの肉やせを放置すると、「ひび割れ」が発生する可能性があります。コーキングのひび割れは、コーキング材に配合されている可塑剤のほとんどが失われたことによって発生します。
ひび割れが起こったコーキングは防水性能がかなり低下してしまっているため、ひび割れ部分から雨水が入り込み、建物内部の雨漏りや腐食につながってしまう可能性が非常に高いです。
さらに、コーキングのひび割れから「破断」と呼ばれる症状にまで悪化することもあります。
破断とは「コーキング材の真ん中が裂けて穴が開いてしまう症状」のことです。コーキングの破断が発生することで外壁内部がむき出しになってしまうので、放置によって建物全体の耐久性がガタ落ちしてしまいます。

施工前のT様邸のコーキングはひび割れがかなり進行しており、破断がいつ発生してもおかしくない状態でした。
ひび割れが発生したコーキングから雨水や湿気が少しずつ入り込みことで、建物内部にダメージが蓄積されてしまっています。
そのため、破断にまで悪化しないうちにコーキングの補修工事を行う必要がありました。

ひび割れが発生しているコーキング
施工前

コーキング作業には、「打ち替え」と「増し打ち」と呼ばれる2つの工法が存在します。
打ち替えが「既存のコーキング材をすべて取り除いてから、新しいコーキング材を充填する工法」のことを指しているのに対し、増し打ちは「既存のコーキング材の上に新しいコーキング材を充填していく工法」となります。
ただし、既存のコーキング材が劣化している場合、増し打ちを行っても新しいコーキング材とうまく馴染まない可能性が高く、すぐに剥がれてしまいます。
コーキングの補修工事はコーキングの劣化が進行しているときに実施されることがほとんどなので、基本的には打ち替えが行われます。

以上、コーキングの役割と劣化症状について簡単に解説させていただきました。
ここからはT様邸でのコーキングの補修工事の様子をご紹介していきたいと思います!

今回の工事では、まず初めに既存のコーキング材の除去作業が行われました。
コーキング材にカッターなどで切り込みを入れてから、丁寧に剥がしていきます。

コーキング材の除去作業
コーキング材の除去

コーキング材の除去

コーキング材の除去作業が終わったら、次にプライマー(下塗り材)の塗装が行われました。
外壁塗装工事と同様に、プライマーを塗装することによって下地とコーキング材の密着性を高めることができます。
コーキング材の剥がれを未然に防ぐためにも、この工程は非常に重要であると言えます。

プライマーの塗装作業
プライマーの塗装

プライマーの塗装

プライマーの塗装作業が終わったら、いよいよ新しいコーキング材を充填していきます。
今回の工事では、オート化学工業株式会社の「オートンイクシード」が使用されました。
オートンイクシードは可塑剤の代わりに柔軟性樹脂を採用し、それを「LSポリマー」と呼ばれる独自のポリマー(高分子)で保護しているので、従来のコーキング材のように可塑剤による劣化症状が発生しません。
オートンイクシードの期待耐用年数が約30年とされているほど、非常に優れた耐久性・耐候性を発揮することができます。

オートンイクシード
オートンイクシード

コーキング材の充填作業では、コーキングガンと呼ばれる専用の工具を用いて行われます。

オートンイクシードによるコーキング材の充填作業
コーキング材の充填

このとき、空洞ができてしまわないようにコーキング材を多めに充填しているので、ヘラなどを用いて余分なコーキング材を取り除いていきます。

コーキングの均しが終わったら、T様邸でのコーキングの補修工事は完了となります!

 コーキングの補修工事 後のコーキング
施工後

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