T様｜外壁塗装・屋根カバー工事の工事工程⑨
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！
このブログでは、外壁塗装・屋根カバー工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介したいと思います！
今回は、 幕板の塗装工事 の様子をご紹介していきます。
幕板（まくいた）とは、「建物の1階部分と2階部分の境界にあたる外壁に取り付けられた仕切り板」のことを指しており、建物の中間をぐるっと一周するように張り付けられています。
施工前のT様邸で言うと、ツートンカラー（白色とオレンジ色）の境界に取り付けられている黒色の板が幕板にあたります。
幕板は「帯板（おびいた）」と呼ばれることもありますが、帯板は着付けの際に用いられる小物を指している場合もあるため、混乱を避けるために「幕板」という名称を使用する施工業者が多いです。
とはいえ、幕板と帯板のどちらでもしっかり伝わりますのでお好きな方で呼んでいただいて問題ありません。
幕板は主に「建物の意匠性を高めるため」に張り付けられるもので、幕板によって建物の雰囲気を大きく変えることができます。
たとえば外壁がツートンカラーである場合、色の境界に幕板を設置することでそれぞれの色を強調し、はっきりとした印象の外観を演出することができます。
また、外壁が単色である場合でも幕板をアクセントとして利用することによって、スタイリッシュな印象を与える住宅へと生まれ変わります。
さらに、幕板のデザインや色を変更することによって建物全体の雰囲気を変えることができます。
「外壁の色を大きく変更することに抵抗があるが、家の雰囲気を一新したい」というような場合は、幕板を変更するだけでもご自宅のイメージチェンジが可能となります。
一方で、幕板は「建物の意匠性を高めること」以外の役割を持っておらず、他の付帯部のような実用的な機能（防水性能、耐火性など）は基本的に存在しません。
そのため、ご自宅の外観にさほどこだわりがない方にとって幕板の設置は優先度が低く、幕板を取り付けていない建物も多く見受けられます。
しかし、幕板の有無は建物の意匠性に多大な影響を及ぼすため、少しでもご自宅を美しくしたいという方は幕板を取り付けられることをおすすめいたします。
他の付帯部と同様に、幕板もまた雨風や紫外線の影響によって様々な劣化症状が発生します。
幕板は塗膜の「色あせ」や「ひび割れ」、「剥がれ」などの症状が現れやすく、放置することで建物の美観を大きく損ねてしまいます。
さらに、幕板と接している外壁にも劣化症状が発生してしまう可能性があるため、幕板の見映えが悪くなってきたという場合は早めに補修工事を行うようにしましょう。
以上、幕板の役割について簡単に解説させていただきました。
まとめると、幕板は建物の意匠性を向上させるために取り付けられる付帯部であり、幕板があるかどうかで建物の雰囲気が大きく変わってきます。
ご自宅の外観にこだわりを持たれる方にとって幕板は非常に重要な付帯部となるので、定期的なメンテナンス・補修を欠かさず行われることをおすすめいたします。
それでは、さっそくT様邸での幕板の塗装工事の様子をご紹介したいと思います！
施工前のT様邸の幕板は、塗膜の剥がれがかなり進行してしまっている状態でした。
幕板の上部には雨水が溜まりやすく、その雨水を吸い込むことで幕板が脆くなってしまいます。そこからさらに吸水→蒸発→吸水……のサイクルを繰り返すことによって、幕板のひび割れ・剥がれにつながってしまうのです。
今回の工事では、まず初めに幕板の下塗りが行われました。
下塗り塗料には、ガイソーの取り扱い商品である「GTエポプライマーストロング」が使用されました。
幕板はアルミニウムやケイ酸カルシウム、塩化ビニル樹脂といった素材から作られていることが多く、素材によって発生する劣化症状もまた変わってきます。
アルミニウム製の幕板を使用していた場合、経年劣化によって幕板の表面にサビが発生してしまうことがあります。幕板のサビを放置すると、腐食によって幕板に穴が開いてしまう可能性があるので、アルミニウム製の幕板の塗装工事では下塗りの代わりにサビ止め塗装が行われることが多いです。
GTエポプライマーストロングの防錆効果は非常に優れているので、幕板のサビの発生を未然に防ぐことができます。
下塗りが終わったら、続けて幕板の上塗りが行われました。
今回の工事では、上塗り塗料として「ガイソーウォールタフネスシリコンⅡ」が使用されました。
ガイソーウォールタフネスシリコンⅡに配合されているアクリルシリコン樹脂は非常に高い耐候性を持っているので、常日頃から雨風や紫外線の影響を受けている幕板にピッタリな塗料であると言えます。
上塗りが終わったら、T様邸での幕板の塗装工事は完了となります！
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