2023.09.21 土台水切りの塗装工事

T様|外壁塗装・屋根カバー工事の工事工程⑩

こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です!

このブログでは、外壁塗装・屋根カバー工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介したいと思います!

今回は、 土台水切りの塗装工事 の様子をご紹介していきます。

土台水切りとは、「外壁の一番下、基礎部分の上に取り付けられた金属板」のことを指しており、建物をぐるっと一周するように設置されています。
「土台水切りなのに土台ではなく基礎の上にあるの?」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、土台水切りは土台部分を覆い隠すように取り付けられています。そのため、このような名称が付けられたのです。

土台水切りには、「外壁から流れてきた雨水が建物の基礎・土台部分に侵入するのを未然に防ぐ」、「横殴りの雨が基礎・土台部分に入り込むのを防止する」といった2つの役割が存在します。

建物の基礎・土台というのは、まさに建物そのものを支える基盤ともいえる部分です。そのため、基礎・土台内部に雨水が入り込み、雨漏りや腐食が発生してしまうことによって、建物全体の安全性や耐久性が大きく低下してしまいます。
そうした事態を未然に防ぐために土台水切りを設置することで、建物の安全性・耐久性を維持することができるのです。

しかし、常日頃から雨風の影響を受けていることで、土台水切りに「サビ」や「凹み」、「破損」などの劣化症状が現れる場合があります。
金属製である土台水切りにはサビが発生しやすく、サビから「腐食」にまで悪化することで土台水切りの表面に穴が開いてしまいます。穴が開いた土台水切りは雨水の侵入を防止することができないので、基礎・土台内部の雨漏りや腐食につながってしまう可能性が高いです。

また、土台水切りの凹み・破損は「飛来物の衝突」によって発生することが多いです。
凹み・破損箇所から雨水が入り込むことで、やはり基礎・土台内部の雨漏りや腐食につながってしまうため、これらの症状に気が付いたら早急に土台水切りの補修工事を行うようにしましょう。

土台水切りの補修工事では、主に「塗装工事」と「交換工事」のいずれかが選択されます。
土台水切りの劣化がさほど進行していない場合は塗装工事で補修することができますが、土台水切りの腐食や凹み、破損が発生している場合は交換工事でなければ補修はできません。
交換工事は「既存の土台水切りの撤去→新品の土台水切りの設置」といった工法で行われます。既存の土台水切りよりも高性能な土台水切りを選択することもできるので、一見すると交換工事の方がいいように思ってしまいますが、交換工事は塗装工事よりも工事費用が高くなる傾向があります。塗装工事の工事費用が約10000~20000円ほどであるのに対し、交換工事は約10000~40000円、交換箇所が多ければ50000円以上の金額が必要となってしまいます。
そのため、工事費用を安く抑えたいのであれば、安価な塗装工事で補修できるうちに施工業者に相談されることをおすすめいたします。

以上、土台水切りの役割と経年劣化による症状について、簡単に解説させていただきました。
土台水切りは「建物の基盤である基礎・土台部分を雨水から保護する」という重要な役割を持った付帯部となります。土台水切りのメンテナンスを欠かさずに行うことで、建物の安全性・耐久性を維持することができるのです。
土台水切りについての理解が深まったところで、さっそくT様邸での土台水切りの塗装工事の様子をご紹介していきたいと思います!

今回の工事では、まず初めに土台水切りのサビ止め塗装が行われました。
サビ止め塗料には、ガイソーの取り扱い商品である「GTエポプライマーストロング」が使用されています。
金属から作られている土台水切りは、経年劣化によってサビが発生することが多いです。さらに、外壁が金属サイディングであった場合、外壁に発生したサビが雨水によって流されてくることで「もらいサビ」が発生する場合もあります。
そのため、土台水切りの塗装工事ではサビ止め塗装を下塗りの代わりに行うことが多いです。
非常に高い防錆効果を持つGTエポプライマーストロングで塗装することで、土台水切りのサビの発生を未然に防ぐことができます。

土台水切りは塗装面積が非常に小さいため、塗装用ローラーではなく刷毛が用いられることがほとんどです。
塗り残しの無いよう、細部に至るまで丁寧に塗装していきます。

GTエポプライマーストロングによるサビ止め塗装のときの土台水切り
土台水切りのサビ止め塗装

サビ止め塗装が終わったら、最後に土台水切りの上塗りが行われました。
今回の工事では、上塗り塗料として「ガイソーウォールタフネスシリコンⅡ」が使用されています。
ガイソーウォールタフネスシリコンⅡに配合されているアクリルシリコン樹脂は非常に優れた耐候性を持っています。そのため、雨風や紫外線の影響を受けやすい土台水切りにピッタリな塗料となっています。

上塗りが終わったら、T様邸での土台水切りの塗装工事は完了となります!

 土台水切りの塗装工事 後の土台水切り
施工後

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