こんにちは☀
ガイソー山梨店です!
ご自宅の屋根カバー工事を検討されている方の中には、「どんな屋根材があるの?」「屋根材ごとの特長について詳しく知りたい!」と思われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
様々なメーカーから多くの屋根材が販売されているので、ご自身ですべて調べるのはかなり大変だと思います。
そこでこのコラムでは、 ガイソー山梨店 おすすめの屋根材 についてお話ししていきたいと思います!
今回は「シルキーG2」、「横暖ルーフ」、「SENATOR」、「オークリッジスーパー」を取り上げています。
シルキーG2
シルキーG2とは、福泉工業株式会社が取り扱っている「ウレタン一体型ガルバリウム鋼板屋根材」です。
これは「MFシルキー」という製品をリニューアルしたもので、福泉工業株式会社の代表製品として挙げられることが多いです。
シルキーG2は、軽量でサビに強いガルバリウム鋼板を基材としており、裏面には硬質ウレタンフォーム(ノンフロン)が吹き付けられています。
この構造から「ウレタン一体型」と称されています。
シルキーG2の特長として、以下の3点が挙げられます。
- 優れた耐久性・耐候性により、長期間にわたってメンテナンスフリー
- 遮熱・断熱・防音効果が期待できる
- 軽量で耐震性に優れる
優れた耐久性・耐候性により、長期間にわたってメンテナンスフリー
前述の通り、シルキーG2はガルバリウム鋼板から作られています。
ガルバリウム鋼板は「金属鋼板をアルミニウムや亜鉛でメッキした鋼板」であり、亜鉛の犠牲防食作用(亜鉛が率先して腐食し、金属表面に被膜を形成してサビから保護する現象)によって「サビに強い」という特長があります。
これにより、シルキーG2は金属屋根でありながらサビや腐食がほとんど発生しません。
また、シルキーG2の表面にポリエステル樹脂が焼付塗装することで、従来の屋根材よりも優れた耐候性を発揮することができます。
この優れた耐久性・耐候性により、シルキーG2の期待耐用年数は約30年とされています。
20年近くにわたって塗り替えや葺き替え工事の必要がないので、経済的な屋根材であると言えます。
遮熱・断熱・防音効果が期待できる
シルキーG2の表面に焼付塗装されているポリエステル樹脂には、遮熱顔料が豊富に配合されています。
屋根に当たる赤外線を反射することで、塗膜や屋根材の劣化や室温の上昇を未然に防ぐことができます。
また、シルキーG2の裏面は9mmの硬質ウレタンフォーム(ノンフロン)+アルミライナー紙でできています。
硬質ウレタンフォーム内の気泡には熱伝導率が非常に低いガスが閉じ込められているため、高い断熱性を発揮できます。
さらに、「ウレタン一体型」屋根材であるシルキーG2は厚みがあるので、「屋外の音が室内に響きにくい」という特長も有しています。
これらの遮熱・断熱・防音効果により、シルキーG2で施工された住宅は長期間にわたって快適に過ごせるようになります。
軽量で耐震性に優れる
軽量なガルバリウム鋼板を基材としているシルキーG2は、屋根1坪あたりの重量が約17㎏とされています。
一般的な日本瓦が屋根1坪あたり約150㎏であることから、シルキーG2の軽量さがお分かりいただけると思います。
軽量な屋根材を採用した建物は、屋根が重い建物に比べて耐震性が高くなりやすいです。
地震発生時に建物にかかる負荷(地震力)は建物の重さに比例するので、屋根の重量が小さければ小さいほど地震力もまた小さくなるからです。
また、屋根の重量が小さいと建物の重心が低くなるため、地震発生時の揺れ幅が小さくなるとされています。
屋根の重さと耐震性については過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、よろしければそちらもご参照ください。
(「耐震性の高い・低い建物とは?|耐震性を高めるためのリフォーム方法」)
つまり、シルキーG2のように軽量な屋根材を採用することで、ご自宅の耐震性を向上させることができます。
屋根カバー工事でも屋根の重量が大きくなりにくいので、「屋根カバー工事を検討しているが耐震性が低下しないか不安……」という方におすすめな屋根材です。
横暖ルーフ
横暖ルーフとは、ニチハ株式会社が取り扱っている「高機能金属製屋根材」です。
表面材の「塗装高耐食GLめっき鋼板」、芯材の「硬質ウレタンフォーム」、裏面材の「アルミラミネート紙」の「一体成型」により、高い遮熱性・断熱性を発揮できるのが特長です。
横暖ルーフには様々な種類が用意されていますが、今回はスタンダードタイプの「横暖ルーフS」を中心にご紹介していきたいと思います。
横暖ルーフの特長として、以下の4点が挙げられます。
- 遮熱性・断熱性に優れる
- 耐用年数が長い
- 軽量で耐震性に優れる
- 長期保証付きで安心
遮熱性・断熱性に優れる
横暖ルーフは遮熱機能付きの鋼板を基材としています。これにより、太陽光による屋根の温度上昇を防止し、室内への熱の侵入を未然に防ぐことができます。
さらに、芯材の硬質ウレタンフォームと裏面材のアルミラミネート紙の「一体成型」により、優れた断熱性も発揮できます。
室内の冷暖房効果を逃がさないので、遮熱効果と合わさることで一年中快適な室温をキープできるようになります。
耐用年数が長い
横暖ルーフの表面材である塗装高耐食GLめっき鋼板には、サビに強いアルミニウムと亜鉛が配合されています。
サビや腐食による屋根材の劣化を未然に防ぐことができるので、横暖ルーフの期待耐用年数は約25~30年と非常に長寿命です。
数十年にわたってメンテナンスフリーな屋根になるため、長期的にお得な屋根材であると言えます。
軽量で耐震性に優れる
横暖ルーフの重量は屋根1㎡あたり約5㎏とされています。一般的なスレート屋根が約20㎏/㎡、日本瓦が約50㎏/㎡であることを鑑みると、横暖ルーフは屋根材の中でもトップクラスに軽量であると言えます。
軽量な屋根材を採用すると地震力や建物の揺れ幅が小さくなるため、地震発生時の建物の被害を軽減することができます。
ご自宅の耐震性を高めたいという方におすすめな屋根材となります。
長期保証付きで安心
横暖ルーフには「塗膜25年保証」「赤錆20年保証」「穴あき25年保証」などの長期メーカー保証が付けられています。
上記期間内に保証対象となる劣化症状が現れた場合、補修工事や代替品の無償提供などの補填を受けることができます。
屋根材の状態を長期間にわたって保証してくれるので、工事後も安心してお過ごしいただけます。
SENATOR
SENATORとは、株式会社ルーフタイルグループジャパンが取り扱っているガルバリウム鋼板屋根です。
「デクラ屋根システム」という屋根材ブランドの製品の1つであり、デクラは世界120か国以上で実績を持っているとされています。
特にSENATORは日本の住宅に合わせやすいデザインやカラーバリエーションが用意されているので、日本のカバー工事で用いられることが多い屋根材です。
SENATORの特長として、以下の3点が挙げられます。
- 優れた耐久性・耐候性により、長期間にわたってメンテナンスフリー
- 軽量で耐震性に優れる
- 台風や降雪に強い
優れた耐久性・耐候性により、長期間にわたってメンテナンスフリー
SENATORは独自の「8層構造」を採用しています。
上から「透明アクリル上塗り(3~5年ほどで消失)」「天然石ストーンチップ」「独自開発ベースコート」「アクリルコート」「アルミ亜鉛合金めっき」「鋼板」「アルミ亜鉛合金めっき」「アクリルコート」となります。
この8層構造により、SENATORは優れた耐久性・耐候性を発揮することができます。
色あせの心配や塗り替えの必要が無いので、長期間にわたってメンテナンスフリーとなります。
軽量で耐震性に優れる
SENATORは屋根1㎡あたりの重量が約7㎏とされており、一般的な粘土瓦(屋根1㎡あたり約63㎏)の約1/9と非常に軽量です。
軽量な屋根材を採用すると建物全体の重量が小さくなるので、地震力や建物の揺れ幅も比例して小さくなります。
地震発生時の倒壊や損害のリスクを軽減したいのであれば、SENATORのように軽量な屋根材の採用がおすすめです。
台風や降雪に強い
SENATORは独自の「インターロック工法」を採用しており、屋根材を1枚1枚ビスで水平・垂直方向に連結し、しっかりと固定して一体化させています。
これにより、SENATORは風速約70m/s時(新幹線の速度に匹敵)の風圧に耐えることができます。
屋根材の飛散・落下を防止できるので、台風対策に有効な屋根材であると言えます。
また、SENATORの表面に焼き付けられている天然石ストーンチップの凹凸により、屋根に積もった雪をせき止められます。
屋根からの落雪による事故を未然に防ぐことができるので、豪雪地帯や雪下ろしの慣習がない関東地方などで有効です。
オークリッジスーパー
オークリッジスーパーとは、オーウェンスコーニングジャパン合同会社が取り扱っているアスファルトシングル屋根です。
アメリカに本社を置くオーウェンスコーニング社の製品であり、オーウェンスコーニングジャパン合同会社はオークリッジスーパーを輸入販売している形となります。
アスファルトシングル屋根は「基材であるガラス繊維をアスファルトでコーティングした屋根材」で、防水性や遮音性に優れているのがメリットです。
アスファルトシングル屋根については過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、興味を持たれた方はそちらもご参照ください。
(「アスファルトシングル屋根のメリット|防水性・重量について解説!」)
オークリッジスーパーは「屋根飛び火認定制度」に海外製品として初めて合格した屋根材であり、非常に優れた防火性を発揮することができます。
オークリッジスーパーの特長として、以下の3点が挙げられます。
- 優れた耐久性・防水性能により、雨漏りの心配がない
- 軽量で耐震性に優れる
- 耐風性・遮音性が高い
優れた耐久性・防水性能により、雨漏りの心配がない
オークリッジスーパーの芯材には「ファイバーグラスマット」と呼ばれる高耐久ガラス繊維が用いられているため、従来のアスファルトシングル屋根よりも優れた耐久性・防水性能を発揮することができます。
これにより、屋根内部の雨漏りの発生を防止します。
また、屋根表面に吹き付けられている天然石には水ガラス(ケイ酸ナトリウム)によるセラミックコーティングが施されています。
長期間にわたって色あせが起こらないので、屋根の美観を維持し続けられます。
軽量で耐震性に優れる
オークリッジスーパーの重量は屋根1㎡あたり約12㎏とされており、屋根材の中でもかなり軽量であると言えます。
軽量な屋根材を採用すると、建物の耐震性が向上しやすいです。
地震力は「建物の重さ」×「地震層せん断力」という計算式で求められるので、屋根の重さが軽ければ軽いほど地震力も小さくなるからです。
また、屋根材が軽いと建物の重心が低くなり、地震発生時の揺れ幅を小さくすることができます。
大地震に備えた家づくりをしたいのあれば、オークリッジスーパーのように軽量な屋根材を採用されることをおすすめいたします。
耐風性・遮音性が高い
オークリッジスーパーは、独自の接着剤(セルフシーラント)によって接着されています。
セルフシーラントで接着された屋根材は瞬間最大風速50m/秒(「非常に強い」クラスの台風)の強風でも吹き飛ばされることはありません。
強力な接着によって雨水の侵入も防止できるので、オークリッジスーパーは台風対策に有効な屋根材となります。
また、アスファルト材と表面の天然石が雨音を吸収・拡散することで、室温に雨音が響かなくなります。
そのため、梅雨時でも静かに過ごせるようになります。
まとめ
以上、「シルキーG2」「横暖ルーフ」「SENATOR」「オークリッジスーパー」の特長についてお話しさせていただきました。
これらの製品は弊社の屋根カバー工事でよく用いられているので、興味を持たれた方はぜひ施工事例をご覧ください。
いずれの屋根材も「耐久性・耐候性に優れる」「軽量で耐震性に優れる」といったメリットを持っているので、ご自宅の屋根の寿命をぐっと伸ばすことができます。
デザインやカラーバリエーションなど、見た目の好みで選択しても後悔しにくいと思います。
「プロの意見を聞いて決めたい」という場合は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください!
今回のコラムが屋根カバー工事を検討されている方のお役に立てば幸いです(*^^*)
ガイソー山梨店では現地調査・見積り作成を無料で行っております!
外装・内装リフォームについて分からないことがございましたら、どんなに些細なことでも構いませんのでぜひお気軽にご相談ください!