2024.03.16　外壁のコーキング補修工事

こんにちは☀
ガイソー山梨店です！

このブログでは、ガイソー横浜港南店に外壁塗装・屋根カバー工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介したいと思います！

今回は、 外壁のコーキング補修工事 の様子をご紹介していきます！

コーキングとは、「建物の目地や隙間にペースト状の材料（シリコンなど）を充填し、密封する作業」のことを指します。
コーキングは建築分野における重要な工程の1つであり、建物の耐久性や機能性に大きく影響しています。

コーキングの役割は多岐にわたりますが、「建物の目地や隙間から雨水が侵入するのを防ぐ」「外壁の損傷を防止する」といった点が主に挙げられます。
また、建物の下地に生じたひび割れにコーキングを行うことで、その後の塗装工事で綺麗に隠し切れるようになります。

コーキング材には、柔軟性や伸縮性を持たせるための可塑剤が含まれています。
これにより、建物の動き（地震や温度変化による膨張・収縮など）に追従することができます。
しかし、紫外線などの外部環境の影響でコーキング材が徐々に劣化してしまう場合があります。
劣化によってコーキングの厚みが失われることを「肉やせ」と呼び、コーキング材の弾性や柔軟性が低下し、最終的にはひび割れを引き起こします。
ひび割れが発生するとそこから雨水が建物内部に侵入し、さらなる損傷や腐食を招くことになります。

コーキングの役割や劣化症状についてもっと詳しく知りたい！という方は、ぜひ過去のコラムをご参照ください。
（「コーキングの役割と工事工程について解説！｜シーリングとの違い」）

今回の工事では、まず初めに既存のコーキングの撤去作業が行われました。
コーキングは基本的に「打ち替え」という工法で行われます。これは「既存のコーキングをすべて撤去し、新しくコーキング材を充填する工法」で、既存のコーキングの劣化が進んでいる場合に行われます。

カッターを用いて切れ込みを入れ、すべて剥がしていきます。

既存のコーキングの撤去が完了したら、次にプライマー（下塗り材）の塗装が行われました。
コーキング材を充填する前にプライマーを塗装することで、下地とコーキング材の密着性が向上します。

プライマーにはオート化学工業株式会社の「OP-2019」が使用されています。

プライマーの塗装が終わったら、続けてコーキング材を充填していきます。
今回の工事では、コーキング材としてオート化学工業株式会社の「オートンイクシード」が使用されました。
オートンイクシードには可塑剤が配合されていないので、「肉やせ」や「ひび割れ」などの症状が発生しません。
耐久性・耐候性にも優れているので、長期間にわたって雨水の侵入を防ぐことができます。

このとき、内部に空洞ができないように少し多めにコーキング材が充填されています。
余分なコーキング材をヘラで取り除いて均したら、O様邸での外壁のコーキング補修工事は完了となります！

次回はO様邸での軒天の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思いますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです(*^^*)

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