2023.07.16　シャッターボックスの塗装工事

こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！

このブログは、外壁塗装工事をご依頼いただいたT様邸の工事工程紹介の第6回となります！

今回は、 シャッターボックスの塗装工事 の様子をご紹介します！

シャッターボックスとは、窓付きシャッターを収納するために窓の上に取り付けられた長方形の箱のことです。

下の写真で確認できるように、T様邸のご自宅の窓にもシャッターボックスが取り付けられています。

そもそも窓付きシャッターは「雨風や飛来物から窓を保護する」、「夜間や外出時にシャッターを下ろすことで、室内を隠して不審者の侵入を防ぐ」ために設置されています。

これらの役割は雨戸にほとんど同じであるため、「窓付きシャッターと雨戸のどちらがいいの？」と思われる方も多いです。
窓付きシャッターと雨戸の大きな違いは金額です。窓付きシャッターは比較的リーズナブルな価格のものであっても1か所あたり5、6万円ぐらいはかかってしまいますが、雨戸は1か所あたり2万円ほどで施工することができます。
安価だからといって強度が低いというわけでもないので、これだけ見ると窓付きシャッターよりも雨戸の方が優れているように感じてしまいます。
しかし、雨戸は窓に戸袋（雨戸を収納するために窓の端に取り付けられた箱）が無いと設置することができません。後から戸袋を取り付けるという手もないわけではありませんが、窓まわりに十分なスペースがなければ後付け工事も不可能です。たとえば上の写真のように、窓の近くに設備や装飾品などが設置されていると戸袋の設置はできません。
窓付きシャッターであれば、戸袋に比べて小さめなシャッターボックスを窓の上に取り付けることでどんな窓でも使用可能となるため、ご自宅の窓まわりの状況に合わせて窓付きシャッターと雨戸のどちらを設置するかを決めるようにしましょう。

話が少し逸れてしまいましたが、シャッターボックスはそんな窓付きシャッターを収納・保護するために取り付けられています。
シャッターボックスが無ければ窓付きシャッターを常に下ろすことになり、長い間留守にしているのだと勘違いした空き巣がご自宅に侵入する可能性がありますし、紫外線を受け続けることでサビ・腐食などの症状が発生する危険もあります。
そのため、窓付きシャッターを保護するシャッターボックスは非常に重要な役割を持っているのですが、シャッターボックスを保護してくれる設備は存在しないため、経年劣化によって色あせやチョーキング、サビなどの様々な症状が出てしまいます。
特にサビが進行して腐食が発生してしまうと、収納されている窓付きシャッターに直接雨水や紫外線が当たってしまう可能性があるため、定期的な塗装工事によって補修する必要があるのです。

今回のシャッターボックスの塗装工事では、最初にシャッターボックスのケレン・目荒らし作業が行われました。
シャッターボックスは鉄・アルミ・ステンレスのいずれかが使用されていることが多く、アルミとステンレスはサビにくい材質として有名です。しかし、あくまでサビ「にくい」のであって、表面にサビが発生することも当然あります。
常日頃から外気に晒されているシャッターボックスはサビが発生しやすい箇所なので、ケレン・目荒らし作業を行うことでしっかりとサビを落としていきます。

シャッターボックスのケレン・目荒らし作業が終わったら、次にシャッターボックスのサビ止め塗装が行われました。
基本的に付帯部の塗装は2回ですが、鉄部のようにサビやすい箇所には下塗りとしてサビ止め塗料が塗装されるため、外壁と同様に3回塗装となります。

今回の工事では、サビ止め塗料として「GTエポプライマー」が使用されています。優れた防錆効果を持っているため、鉄部への塗装にピッタリな塗料です。

サビ止め塗装が完了したら、中・上塗りを行っていきます。
中・上塗り塗料には日本ペイント株式会社の「ファインパーフェクトトップ」が使用されました。
すっかりお馴染みの塗料となっていますが、付帯部ごとにわざわざ別の塗料を用意すると「材料費がかさむ」、「塗料が余って廃棄処分となる」、「付帯部によってメンテナンス時期がバラバラになる」などの様々なデメリットがあるため、付帯部の塗装工事では基本的に同じ塗料を使い回します。

上塗りが終わったら、シャッターボックスの塗装工事は完了となります！

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