O様｜外壁・屋根・基礎塗装工事の工事工程⑫
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！
このブログでは、外壁・屋根・基礎塗装工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介していきたいと思います！
今回は、 基礎の塗装工事 の様子をご紹介していきます！
基礎とは、「建物全体の重量を支え、外部から加えられる力（地震など）を地面に受け流すために設置される構造物」のことを指しています。
基礎工事には「ベタ基礎」や「布基礎」、「杭基礎」などの様々な工法が存在し、地盤の状態などによって選択されます。
基礎によく似たものとして「土台」が存在しますが、土台は「基礎の上に水平に設置された木材」のことを指しています。
基礎と建物の骨組み（柱や梁など）をつなぎ、建物全体の荷重を分散して基礎に伝える役割を持っています。
つまり、建物の荷重が「骨組み→土台→基礎→地面」という順で伝えられることで、建物の沈下や倒壊を未然に防ぐことができるのです。
ちなみに、基礎は土台水切りの真下にあります。
「『土台』水切りなのに土台じゃなくて基礎の上にあるの？」と疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれませんが、実は土台水切りは外壁と基礎の間に存在する土台を隠すように取り付けられています。そのため、「基礎水切り」ではなく「土台水切り」と呼ばれているのです。
基礎は基本的に鉄筋コンクリートから作られており、仕上げとしてモルタルが塗装されることが多いです。そのため、経年劣化によって「ひび割れ」が発生する可能性があります。
モルタルは防水性能をほとんど持っていないので、雨水や湿気を吸い込むことで基礎部分が収縮を繰り返し、ひび割れが発生してしまうのです。
基礎に発生したひび割れを放置すると、その部分から雨水が入り込んで基礎内部の雨漏りや腐食が起こってしまいます。
さらに、鉄筋コンクリートに二酸化炭素が接触することで「中性化」が発生する場合があります。中性化とは「コンクリートのアルカリ性が失われ、中世に近づく現象」のことで、中性化が進行するとコンクリートの膨張・爆裂が発生してしまいます。
建物全体の耐久性が低下し、沈下や倒壊のリスクが高まってしまうため、基礎のひび割れに気が付いたら一刻も早く補修工事を行われることをおすすめいたします。
基礎の役割と経年劣化による症状についてお話しさせていただいたところで、いよいよO様邸での基礎の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思います！
今回の工事では、まず初めに基礎のプライマー塗装が行われました。
プライマーとは下塗り材の一種で、主に接着のために用いられています。中塗り・上塗りを行う前にプライマーを塗装することで、下地と中・上塗り塗料の密着性を向上させることができます。
後述する「基礎ストーンプラス」専用のプライマーが使用されています。
塗装用ローラーを用いて丁寧に塗装していきます。
プライマーの塗装作業が完了したら、次に基礎の中塗りが行われました。
中塗り塗料には、これまた基礎ストーンプラス専用の「基礎ベースコート」が使用されています。
中塗り塗料がしっかりと乾燥したら、そのまま基礎の上塗りを行っていきます。
上塗り塗料として、いよいよ「基礎ストーンプラス」が使用されました。
基礎ストーンプラスはその名の通り、石のような質感を持った塗膜を形成するという特徴があります。また、ボリュームのある塗膜によって基礎表面のひび割れをしっかりと隠し切ることができます。
まさしく基礎にピッタリな塗料であると言えます。
上塗りが終わったら、O様邸での基礎の塗装工事は完了となります！
今回の記事をもって、O様邸の工事工程の紹介は終了となります。
次回からはまた別の現場の様子をご紹介していきたいと思いますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです(*^^*)
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