K様｜外壁・屋根塗装工事の工事工程⑧
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！
このブログでは、外壁・屋根塗装工事をご依頼いただいたK様邸の工事工程をご紹介しています！
今回は、 基礎の塗装工事 の様子をご紹介していきます！
基礎とは、「建物の荷重や外部からの力（地震や風圧など）を地盤に分散するために設置されたコンクリート部分」のことを指しています。
どの建物にも必ず存在し、建物の安定性と耐久性を保つために重要な役割を果たします。
基礎工事は、主に地盤の状態に応じて様々な工法で行われています。
たとえば、「ベタ基礎」は建物の底をコンクリートで覆う工法であり、地盤の強度があまり高くなくてもしっかりと建物を支えられるようになります。
「布基礎」と呼ばれる工法は逆T字型のコンクリートで柱を支えるというもので、ベタ基礎に比べて工事費用が安く抑えられるというメリットがありますが、地盤の状態に左右されやすいというデメリットも持っています。
そして、「杭基礎」は建物の真下の地盤が脆弱な場合に採用されることが多く、建物から数メートル、場合によっては数十メートル下にある固い地盤に「支持杭」と呼ばれる長いコンクリート製の杭を打ち込むことで建物を固定します。
基礎工事では、これらの3つの工法で施工されることが多いです。
基礎によく似た存在である「土台」は基礎の上に水平に配置される木材であり、「基礎と建物の骨組みをつなげ、建物の荷重を分散して基礎に伝える」役割を持っています。
基礎と土台の連携によって、建物全体の負荷が一カ所だけに集中してしまうといった事態を未然に防ぎ、建物を安定させることができるのです。
基礎も外壁や付帯部と同様に、経年劣化によって様々な症状が発生します。
基礎は主に鉄筋コンクリートで作られており、表面にモルタルが塗装されているのですが、常日頃から雨風に当たり続けることでモルタル部分に「ひび割れ」が発生してしまう可能性があります。モルタルは防水性能を持っておらず、雨水や湿気をどんどん吸い込んでしまう性質を持っているため、「吸水→蒸発→吸水→蒸発……」のサイクルを繰り返すことによって、塗膜がひび割れてしまうのです。
基礎のひび割れを放置すると、基礎内部に雨水が入り込んで雨漏りや腐食が発生してしまう可能性があります。
また、鉄筋コンクリートの「中性化現象」も基礎の劣化症状として挙げられます。
中性化現象とは、「空気中の二酸化炭素と鉄筋コンクリートの化学反応によって、コンクリートのアルカリ性が失われて中性に近づく現象」のことです。通常、コンクリートは鉄筋部分に保護膜を形成することで鉄筋をサビから保護しているのですが、コンクリートのアルカリ性が失われることでこの保護膜もまた失われてしまいます。
中性化が進行することで鉄筋のサビが発生し、コンクリートの膨張やひび割れにつながる可能性があります。最悪の場合、コンクリートの剥離や爆裂によって建物が崩壊してしまうことも考えられます。
そのため、基礎のひび割れに気が付いたら一刻も早く補修工事を検討しなければなりません。
基礎の安全性を保つためには、外壁や付帯部と同様に、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。経年劣化の兆候を早い段階で発見し、施工業者に相談することで、建物の倒壊リスクをぐっと低くすることができますし、工事費用も安く抑えられます。
基礎は普段あまり意識してみることが少ない箇所ではありますが、建物全体の安定性や耐久性に大きく関わる部分となるため、定期的に基礎の状態を確認されることをおすすめいたします。
以上、基礎の役割と経年劣化による症状について、簡単にではありますが解説させていただきました。
基礎のメンテナンスと補修工事をしっかりと行うことで、安心して長く過ごせるご自宅にすることができますので、少しでも基礎の状態に違和感を覚えたらぜひ施工業者にご相談ください。
さっそく、K様邸での基礎の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思います！
施工前の基礎にはひび割れが発生しており、早急な補修工事が必要な状態でした。
幸い、コンクリートの剥離・爆裂の発生にまでは至っていませんでしたが、放置すると非常に危険であることには変わりがないため、今回の外壁・屋根塗装工事に合わせて基礎の塗装工事も行わせていただきました。
今回の基礎の塗装工事では、まず初めにプライマー（下塗り材）の塗装が行われました。
使用する塗料にもよりますが、基礎も外壁の塗装工事と同じように「①下塗り→②中塗り→③上塗り」の3工程で行われることが多いです。
プライマーには、「基礎プライマー」が使用されました。
これは後述する「基礎ストーンプラス」専用のプライマーであり、下地と中塗り・上塗り塗料の密着性を高める役割を持っています。
プライマーの塗装が終わったら、続けて基礎の中塗りが行われました。
今回の工事では、中塗り塗料として「基礎ベースコート」が使用されました。
こちらもまた「基礎ストーンプラス」専用の中塗り塗料であり、プライマーと上塗り塗料をしっかりとくっつけて剥がれにくくするために塗装されます。
中塗りが終わったら、最後に基礎の上塗りを行っていきます。
上塗り塗料には「基礎ストーンプラス」が使用されました。
基礎ストーンプラスはその名の通り、まるで石のような質感の塗膜を形成するという特徴を持っており、ご自宅の基礎を上品に仕上げることができます。
和風、洋風のどちらの住宅にも合わせられるデザインとなっていますので、ご自宅の外観にこだわりを持っている方は基礎ストーンプラスで塗装されることをおすすめいたします。
上塗りが終わったら、K様邸での基礎の塗装工事は完了となります！
今回のブログを持って、K様邸での工事工程の紹介は終了となります。
次回からはまた別の現場での工事の様子をご紹介していきますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです(*^^*)
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