2023.09.18 庇の塗装工事

T様|外壁塗装・屋根カバー工事の工事工程⑧

こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です!

このブログでは、外壁塗装・屋根カバー工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介したいと思います!

今回は、 庇の塗装工事 の様子をご紹介していきます。

庇とは、「建物の開口部(窓や戸など)の上部に取り付けられた小さな屋根のような設備」のことを指しており、「霧除け」とも呼ばれることもあります。

庇には「陸庇(ろくひさし)」と「腕木庇(うできひさし)」という2つの種類が存在します。
陸庇とは「上部分に緩やかな傾斜があり、下部分は水平な庇」のことで、基本的に採用されるのはこちらとなっています。
一方、腕木庇とは「柱から突き出した腕木によって支えられている庇」のことで、陸庇よりも傾斜が大きいのが特徴です。柱に開けたほぞ穴(「ほぞ」という突起を差し込んで固定させるための穴)に腕木を差し込むという工法によって作られており、現在ではあまり見かけることはありません。

庇の素材としては、軽量かつ強固であるアルミニウムが一般的ですが、木材やポリカーボネート(ポリカーボネート樹脂から作られたプラスチック素材)、ガラス製の庇も広く用いられています。
これらの素材から作られた庇にはそれぞれ耐久性や価格、デザインなどの様々な特長が存在するので、ご自宅に庇を設置する上で重視する点で選択されることをおすすめいたします。

庇には大きく分けて3つの役割が存在するので、それぞれの役割について簡単に解説していきたいと思います。

庇の1つ目の役割は、「建物の開口部を雨水から保護すること」です。
窓に庇を取り付けることで、開いている窓からの雨水の侵入を未然に防ぐことができます。突然の雨で窓を閉めるのが遅くなったとしても、庇が窓に当たる雨水を遮ってくれるので室内がびしょ濡れになることはほとんどありません。
また、玄関に庇を設置することによって、悪天候の中でも傘を閉じたり鍵を探したりといった動作を雨に濡れることなく行うことができます。

2つ目の役割は、「室内に入り込む日光の量を調整すること」です。
庇を設置することで、夏場の熱い日差しを遮って室温の上昇を抑制することができます。
反対に冬は太陽があまり高く昇らなくなるので、庇を設置しても日光を遮ることがなく、室内を効率よく暖めることが可能となります。

3つ目の役割は、「屋根や付帯部から流れ落ちてくる汚れを受け止めること」です。
雨が降ると、屋根や付帯部に溜まっていたホコリやゴミなどが流れ落ちて、外壁に「雨だれ汚れ」という黒ずんだ筋状の汚れが発生することがあります。
雨だれ汚れは建物の外観を悪くしてしまう上に、水洗いで綺麗にすることは非常に困難です。
このような雨だれ汚れの発生を未然に防ぐために、汚れが溜まりやすい窓に庇を取り付ける場合があります。屋根から雨水と一緒に流れ落ちてきた汚れを庇が受け止めてくれるので、庇の掃除を定期的に行うことで外壁の雨だれ汚れを防止することができます。

以上、庇の役割について簡単に解説させていただきました。
庇を建物の開口部に取り付けることで、雨水の侵入を未然に防いだり、室内に入り込む日光の量を調整して快適に過ごせるようになります。

しかし、庇も他の付帯部と同様に、経年劣化によって様々な症状が発生することがあります。
劣化症状は庇の素材によって変わってきますが、庇の劣化を放置すると雨水の侵入を防ぐことができなくなってしまうので、定期的なメンテナンスが必要です。

これらを踏まえた上で、さっそくT様邸での庇の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思います!

今回の工事では、最初に庇の下塗りが行われました。
庇は塗装面積が小さく、3回塗装だと塗膜が厚くなりすぎてしまう可能性があるので、今回は「下塗り→上塗り」の2回塗装が行われました。

下塗り塗料には、他の付帯部と同じく「GTエポプライマーストロング」が使用されました。
前述の通り、庇はアルミニウムから作られていることが多いので、経年劣化によって庇の表面にサビが発生してしまうことがあります。
サビを放置することで腐食につながってしまうことも考えられるので、庇の塗装工事では下塗り兼サビ止め塗装がよく行われています。
GTエポプライマーストロングのように非常に優れた防錆効果を持つ塗料を使用することで、庇を長持ちさせることができるようになります。

GTエポプライマーストロングによる庇の下塗り
下塗り後の庇

下塗りが終わったら、次に庇の上塗りが行われました。
今回の工事では、上塗り塗料として「ガイソーウォールタフネスシリコンⅡ」が使用されています。
ガイソーウォールタフネスシリコンⅡに配合されているアクリルシリコン樹脂は非常に優れた耐候性を持っているので、常日頃から雨風や紫外線に晒されている庇に適した塗料であると言えます。

ちなみに、付帯部の塗装工事では同じ塗料を使い回すことが基本となります。
一度開封した塗料は長期間保存することが難しく、なるべくその工事で使い切ることが推奨されています。そのため、付帯部ごとで別の塗料を使用するのではなく、今回の「ガイソーウォールタフネスシリコンⅡ」のように塗料を使い回しているのです。

上塗りが終わったら、T様邸での庇の塗装工事は完了となります!
他の付帯部と同じく真っ黒な塗料を使用したことで、統一感のある仕上がりとなりました。

 庇の塗装工事 後の庇
施工後

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