2023.09.22 基礎の塗装工事

T様|外壁塗装・屋根カバー工事の工事工程⑪

こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です!

このブログでは、外壁塗装・屋根カバー工事をご依頼いただいたO様邸の工事工程をご紹介したいと思います!

今回は、 基礎の塗装工事 の様子をご紹介していきます。

まず初めに、基礎の役割と経年劣化による症状について解説していきたいと思います。

基礎とは、「建物全体の荷重や外部からの力(地震や水圧など)を地盤へと適切に分散させるために設置されたコンクリート部分」を指しています。
建物の耐久性・安全性に直結する部分であるため、基礎が設置されていない建物は存在しません。

基礎と混同されやすい「土台」は、基礎のすぐ上に水平に配置された木材のことを指しています。土台が基礎と建物の骨組み(柱や梁など)をつなげることで、荷重が分散されて基礎に伝わるようになります。
基礎と土台の連携によって、建物の荷重が1か所に集中することがなくなるので、建物の安定性を向上させることができます。

雨風や紫外線などの影響を受けることで、基礎部分の劣化が進行してしまう場合があります。
基礎は主に鉄筋コンクリートから作られており、保護のために表面にはモルタルが塗装されています。
しかし、常日頃から雨風を受け続けることによってモルタル部分に「ひび割れ」が発生してしまいます。モルタルには防水性能がほとんど無く、雨水や湿気をどんどん吸収してしまう性質を持っています。そのモルタルが「吸水による膨張」と「蒸発による収縮」を繰り返すことで、塗膜のひび割れが発生してしまうのです。
塗膜のひび割れを放置すると、ひび割れ部分から入り込んだ雨水によって基礎内部の雨漏りや腐食が起こる可能性が高くなってしまいます。

さらに、鉄筋コンクリート部分の「中性化」によって、深刻な劣化症状が現れる可能性もあります。
中性化とは、「鉄筋コンクリートが空気中の二酸化炭素と化学反応を起こしたことで、鉄筋コンクリートのアルカリ性が失われて中性に近づく現象」のことを指してます。通常、コンクリートは鉄筋部分に保護膜を作り出すことでサビから保護しているのですが、コンクリートのアルカリ性が失われることでこの保護膜も消失してしまいます。
中性化の進行によって鉄筋部分にサビが発生し、コンクリートの「膨張」や「ひび割れ」につながってしまう可能性があります。最悪の場合、コンクリートの「剥離」や「爆裂」によって建物が倒壊してしまうことも考えられるので、非常に危険な症状であると言えます。
基礎のひび割れを放置することで中性化が発生する可能性があるので、ひび割れに気が付いたら一刻も早く補修工事を行うようにしましょう。

以上、基礎の役割と経年劣化による症状について解説させていただきました。
基礎には「建物の荷重や外部からの力を地盤に分散し、建物全体を支える」という役割を持っており、建物の耐久性・安全性に大きく関わる部分となっています。
基礎の劣化を放置すると、最悪建物の倒壊につながってしまう可能性があることから、ご自宅に長く安心してお過ごしいただくためにも基礎のメンテナンスを定期的に行われることをおすすめいたします。

基礎についての理解が深まったところで、さっそくT様邸での基礎の塗装工事の様子をご紹介したいと思います!

今回の工事では、まず初めに基礎の「ハツリ」作業が行われました。
ハツリ作業は漢字だと「斫り」と書き、「コンクリートやモルタルの切断や研磨、破壊などの作業全般」のことを指しています。
T様邸の基礎にはかなり大きなひび割れが発生しており、一般的な塗装工事で補修することは不可能な状態でした。そのため、ハツリ作業によって既存のモルタル部分を破壊し、モルタルを塗装し直す必要があります。

ひび割れが発生した基礎
施工前の基礎

ハツリ作業後の基礎
ハツリ作業後の基礎

ハツリ作業が終わったら、続けてプライマー(下塗り材)の塗装が行われました。
プライマーが接着剤の役割を果たすことで、この後塗装するモルタルが下地にしっかりと密着するようになります。

プライマー塗装後の基礎
プライマー塗装後の基礎

プライマーを塗装し終えたら、そのまま基礎の左官工事が行われました。
左官工事とは「下地の上にモルタルを塗り付ける作業」のことを指しており、これによって下地の状態が大きく変わることから高い技術が要求されます。

左官ごてを用いて、モルタルを細部にまで丁寧に塗り付けていきます。

基礎の左官工事
基礎の左官工事

左官工事後の基礎
左官工事後の基礎

左官工事が終わったら、最後に基礎の中塗り・上塗りが行われました。
モルタルの上にさらに塗装を行うことで、基礎の耐久性・耐候性を向上させることができます。

今回の工事では、中・上塗り塗料として関西ペイント株式会社の「アレスキソハバキコート」が使用されました。
アレスキソハバキコートはシリコン樹脂が配合されているため、優れた耐久性・防水性能を発揮することができます。
さらに、「コンクリート部分の中性化を抑制する」という特長も持っているので、ご自宅の基礎を長期間にわたって保護し続けることが可能となります。

アレスキソハバキコートによる基礎の中塗り
基礎の中塗り

塗装用ローラーを用いて、塗り残しが無いようにしっかりと塗装していきます。

アレスキソハバキコートによる基礎の上塗り
基礎の上塗り

上塗りが終わったら、T様邸での基礎の塗装工事は完了となります!

 基礎の塗装工事 後の基礎
施工後

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