2023.11.05 屋根塗装工事

U様|外壁・屋根塗装、ベランダ防水工事の工事工程②

こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です!

このブログでは、外壁・屋根塗装、ベランダ防水工事をご依頼いただいたU様邸の工事工程をご紹介したいと思います!

今回は、 屋根塗装工事 の様子をご紹介していきます!

施工前のU様邸の屋根には「色あせ」や「変色」、「ひび割れ」などの症状が見られました。

屋根の色あせや変色は、塗膜に配合されている顔料(着色料)の劣化によって発生します。
顔料の結合が紫外線の強力なエネルギーによって切断され、原子の配置がバラバラになることで顔料本来の色を出せなくなってしまうからです。

色あせ・変色が発生した塗膜は、顔料以外の有機物(樹脂など)も劣化している場合が多く、防水性能がかなり失われてしまっています。
その状態の屋根は雨水を弾くことができないので、そのまま雨水を吸い込むようになります。

屋根が水分を帯びると、「湿った場所を好むカビ・コケの繁殖」、「ひび割れや欠けの発生」などの様々な症状につながってしまう可能性があります。
そのため、屋根の色あせや変色が目立ち始めたら補修工事を行う時期と言えます。

屋根の色あせ・変色は初期症状であるため、この段階で施工業者に相談すれば安価で補修することができます。
ひび割れが大きかった場合は塗装工事での補修は困難ですが、U様邸の屋根に発生したひび割れは比較的軽度のものでした。
そのため、今回は屋根塗装工事が行われました。

色あせや変色、ひび割れが発生したスレート屋根
施工前の屋根

今回の工事では、まず初めに棟板金のケレン作業が行われました。
棟板金とは、「棟を保護するために設置されている板金」のことです。
棟は複数の屋根面の接合部分であり、雨水が侵入しやすい箇所でもあることから、棟板金を設置することで屋根内部の雨漏り・腐食を未然に防いでいるのです。

棟板金の劣化が進むと雨水の侵入を防止できなくなる可能性が高いので、屋根同様に棟板金も定期的な塗り替え工事が必要です。
しかし、棟板金は汚れやサビが発生しやすい箇所でもあり、その状態のまま塗装を行うことはできません。
そのため、紙やすりやサンドペーパーなどを用いて下地の状態を整える必要があるのです。

棟板金のケレン作業
棟板金のケレン作業

ケレン作業の次は、棟板金のサビ止め塗装が行われました。
サビ止め塗料には高い防錆効果を持つ「GTエポプライマー」が使用されています。

GTエポプライマーによる棟板金のサビ止め塗装
棟板金のサビ止め塗装

サビ止め塗装後の棟板金
サビ止め塗装後の棟板金

サビ止め塗装が終わったら、続けて棟板金の釘頭のコーキング作業が行われました。
棟板金は釘の打ち付けによって固定されているのですが、この釘は棟板金の膨張・収縮にあわせて少しずつ押し出されてしまいます。
棟板金と釘の間から雨水が入り込むことで、屋根内部の雨漏りにつながる危険があります。
そのため、釘頭にコーキング材を充填することによって釘の浮きを未然に防ぐのです。

棟板金の釘頭のコーキング作業
釘頭のコーキング作業

釘頭のコーキング作業が終わったら、次にひび割れの補修作業が行われました。
こちらも該当箇所にコーキング材を充填することで補修されます。

コーキング材を充填し、ヘラで余分なコーキング材を除けながら均していけば、屋根材のひび割れの補修作業は完了となります。

ひび割れ部分にコーキングを行っているときの屋根
ひび割れの補修作業

ヘラでコーキング材を均しているときの屋根

屋根のひび割れの補修作業

ヘラでコーキング材を均しているときの写真

ひび割れの補修作業が終われば、塗装工事の下準備は完了となります。
ここからは、いよいよ屋根の塗装工事が行われました。

まずは屋根の中塗りから行われました。
今回の工事では、中塗り・上塗り塗料として「ガイソールーフガードマルチコート」が使用されました。
浸透性に優れる塗膜を形成することで、下塗りを行わずとも屋根材に塗膜がしっかりと密着します。
そのため、ガイソールーフガードマルチコートは従来の屋根塗料よりも経済的であると言えます。

ガイソールーフガードマルチコート
ガイソールーフガードマルチコート

ガイソールーフガードマルチコートによる屋根の中塗り
屋根の中塗り

中塗り後のスレート屋根
中塗り後の屋根

中塗りが終わったら、タスペーサーによる縁切り作業が行われました。
塗装した後のスレート屋根は屋根材と屋根材の間に塗膜が溜まりやすいです。その状態で放置すると、屋根材の下に潜り込んだ雨水が逃げられずにそのまま留まってしまい、雨漏りが発生してしまいます。
そのため、1つ1つ屋根材と屋根材の間に切れ込みを入れ、雨水の逃げ道を作る「縁切り」を行う必要があるのです。

従来の縁切り作業はカッターで行われていましたが、現在はタスペーサーと呼ばれる器具を使用することがほとんどです。
屋根材と屋根材の間にタスペーサーを差し込むだけでいいので、カッターで行うよりも効率的です。

タスペーサーによる縁切り作業
タスペーサーでの縁切り作業

縁切り作業が終わったら、次に屋根の上塗りが行われました。
中塗りと同じく、「ガイソールーフガードマルチコート」で塗装されています。

ガイソールーフガードマルチコートによる屋根の上塗り
屋根の上塗り

上塗り後のスレート屋根
上塗り後の屋根

上塗りが終わったら、最後に「ハイグロストップ」の塗装が行われました。
ハイグロストップはガイソールーフガードマルチコート専用のトップコート材です。
この2つを組み合わせることで、塗膜にフッ素塗料以上の耐候性を持たせることができます。

ハイグロストップ
ハイグロストップ

ハイグロストップを塗装している屋根
ハイグロストップの塗装

ハイグロストップの塗装が終わったら、U様邸での屋根塗装工事は完了となります!

 屋根塗装工事 後のスレート屋根
施工後

次回も引き続きU様邸での工事の様子をご紹介していきたいと思いますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです(*^^*)

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