U様｜外壁・屋根塗装、ベランダ防水工事の工事工程③
こんにちは☀
ガイソー横浜港南店・町田店です！
このブログでは、外壁・屋根塗装、ベランダ防水工事をご依頼いただいたU様邸の工事工程をご紹介したいと思います！
今回は、 コーキングの補修作業 の様子をご紹介していきます！
コーキングとは、「建物の目地（部材間のつなぎ目）や隙間にコーキング材を充填する作業」のことです。
コーキング材はペースト状のシリコンである場合が多く、充填されたコーキング材のことを「コーキング」と呼称している場合もあります。
コーキングの役割として、以下の2点が挙げられます。
1つ目は「建物の隙間から雨水が侵入するのを防ぐ」という点です。
建物の目地や隙間からは雨水が入り込みやすいので、そのままの状態だと建物内部の雨漏り・腐食につながりかねません。
そのため、雨漏り対策として防水効果を持つコーキング材が充填されるのです。
2つ目は、「外壁材同士の衝突を未然に防ぐ」という点です。
建物の振動・収縮にあわせて外壁材も動くことで、外壁材同士が衝突してひび割れや破損の原因となることがあります。
そのような事態を未然に防ぐため、サイディングのつなぎ目にコーキング材を充填し、クッションとしての役割を持たせています。
塗膜と同じように、コーキングも長期間にわたって雨風や紫外線などの影響を受けることで劣化してしまいます。
コーキング材に含まれている「可塑剤（かそざい）」という成分は、経年劣化によって外壁の表面に流れ出てしまうことがあります。
これにより、コーキングの厚みが失われる「肉やせ」という現象が起こります。
肉やせが発生したコーキングからすぐに雨水が侵入するわけではありませんが、れっきとした劣化症状の1つなのでこの段階で補修されることをおすすめいたします。
肉やせを放置すると、コーキングの「ひび割れ」が発生するリスクが高まります。
可塑剤を失ったコーキングは弾性・柔軟性も失っており、建物の振動・収縮といった動きについていくことができません。そのため、思わぬ方向に引っ張れることでコーキングがひび割れてしまうのです。
このひび割れから雨水が侵入すると、外壁内部の雨漏りや腐食の原因となります。
最悪の場合、コーキングが中央から裂けてしまう「破断」という症状が発生することもあります。
破断が起こったコーキングは雨風や外壁材同士の衝突を防ぐことはできません。
建物の耐久性に多大な影響を及ぼしかねないので、コーキングのひび割れが発生した時点で補修工事を行う必要があります。
U様邸の外壁のコーキングには「ひび割れ」の発生が確認されました。
幸い、破断の発生にまでは至っていませんでしたが、ひび割れが発生した時点でコーキングの防水性能はかなり低下してしまっています。
建物内部の雨漏りが発生しないうちに補修工事を行う必要がある状態でした。
今回の工事では、まず既存のコーキングの撤去作業が行われました。
カッターなどの工具で切れ込みを入れてから、途中で切れないように丁寧に剥がしていきました。
既存のコーキングを撤去し終えたら、次にプライマー（下塗り材）の塗装が行われました。
コーキングの補修工事でのプライマーは、外壁塗装工事の下塗りと同じように「接着剤」という役割を持っています。
プライマーを塗装してからコーキング材を充填することで、コーキング材の密着性が高まって剥がれにくくなるのです。
プライマーとして、オート化学工業株式会社の「OP-2019」が使用されています。
プライマーの塗装の後は、いよいよコーキング材の充填作業が行われました。
今回の工事では、オート化学工業株式会社の「オートンイクシード」がコーキング材として使用されました。
オートンイクシードには可塑剤が配合されておらず、代わりに「LSポリマー」と「柔軟性樹脂」が配合されています。
耐久性に優れるLSポリマーが柔軟性樹脂を保護することで、長期間にわたってコーキングの弾性・柔軟性を維持し続けることができます。
このとき、コーキング材は隙間ができないよう少し多めに充填されています。
そのため、ヘラで余分なコーキング材を取り除き、均していく必要があります。
ヘラでの均しが終わったら、U様邸でのコーキングの補修作業は完了となります！
次回も引き続きU様邸での工事の様子をご紹介していきたいと思いますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです(*^^*)
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