Before
前回のリフォームから時間が経っていたことから、 外壁・屋根塗装工事を検討されたお客様です。
現地調査の結果、外壁には「防水切れ」や「チョーキング」などの症状が確認されました。
長期間にわたって雨風や紫外線を受け続けた塗膜は防水性能(撥水性能)が低下し、雨水や湿気を弾くことができなくなります。この状態を「防水切れ」と言います。
防水切れが発生した外壁には「色あせ」や「カビ・コケの繁殖」、「外壁内部の雨漏り・腐食」などの様々な症状が発生する可能性があります。
塗膜の防水切れに合わせて「チョーキング」も発生する場合が多いです。
チョーキングとは、「外壁に触れた際に外壁と同じ色の粉が付着する症状」のことです。紫外線によって塗膜内の樹脂の結合が切断され、顔料(粉末状の着色料)がむき出しの状態となることで起こります。
チョーキングは塗膜の防水切れがかなり進んでいることを示すサインでもあるので、放置することで外壁内部の雨漏り・腐食のリスクが上昇してしまいます。
また、屋根には「色あせ」や「板金の浮き」が発生していました。
屋根の色あせは、塗料に配合されている顔料の結合が紫外線によって切断され、本来の色が出せなくなることで発生します。
ただ見映えが悪くなるというだけでなく、塗膜の防水切れが発生して「屋根内部の雨漏りや腐食」「カビ・コケの繁殖」「ひび割れの発生」といった様々な問題につながってしまう可能性があります。
板金の浮きは、「強風」や「釘の浮き」などを原因として発生することが多いです。
この状態で放置すると、強風によって板金が飛散・落下してしまったり、浮き部分から雨水が屋根内部に侵入してしまう危険があります。
現地調査の結果を受けて、今回は 外壁・屋根塗装工事 をご提案させていただきました。
After
今回の外壁塗装工事では、外壁塗料としてPAINT LINEジャパン株式会社の「レガロ」が使用されています。
レガロには「クワトロガードテクノロジー」という独自の技術が採用されています。高耐候性酸化チタン(白色顔料)を特殊なバリアーで覆い、高性能光安定剤と合わせて配合することで、塗膜劣化の原因である「ラジカル」の発生・活動を抑制できます。
これにより、約15~17年にわたってご自宅の外壁を保護し続けられます。
また、屋根塗料には「ガイソールーフガードマルチコート」が使用されました。
ガイソールーフガードマルチコートに配合されているシリコン樹脂は従来のものに比べて分子が小さく、屋根材の細部に至るまで塗膜が浸透します。
そのため、下塗りを行わずとも優れた密着性を発揮することができます。
さらに、専用トップコート材である「ハイグロストップ」を仕上げに塗装することで、塗膜にフッ素以上の耐候性を付与することも可能です。
施工内容
エリア | 神奈川県横浜市南区 |
施工内容 | 外壁・屋根塗装工事 |
費用 | 約1,500,000円 |
施工期間 | 約6週間 |
使用塗料 | 【外壁】 下塗り:「PLポリマーファンデNeo」(PAINT LINEジャパン株式会社) 中・上塗り:「レガロ」(〃) 【屋根】 中・上塗り:「ガイソールーフガードマルチコート」(ガイソー) トップコート:「ハイグロストップ」(〃) |