ガイソーの遮熱塗料 の特長について解説!|アヴァンセSiクール(アヴァンセFクール)・GAINA

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

近年、外壁や屋根の塗装工事において「遮熱塗料」を選択される方が増えてきています。
遮熱塗料とは、その名の通り「遮熱性(太陽光の熱を反射する性質)を有した塗膜を形成する塗料」のことで、外壁・屋根に当たった太陽光の熱を反射・散乱させることで温度上昇を抑制することができます。

そんな遮熱塗料ですが、実際どの塗料を選べばいいのか分からない……という方も多いのではないでしょうか。

塗料を選ぶ際、真っ先に注目されるのは「塗料メーカー」です。その塗料はどこのメーカーで取り扱われているのか、そのメーカーは他にどんな塗料を出しているのか、といったように、メーカー内で同じ種類の塗料を比較検討することで、ご自身の理想に合った塗料を見つけ出せる場合も多いです。

そこでこのコラムでは、 ガイソーの遮熱塗料 の特長についてお話ししていきたいと思います!
今回は「アヴァンセSiクールアヴァンセFクール)」と「GAINA」をご紹介していきます。

アヴァンセSiクール・アヴァンセFクール

アヴァンセは「2液弱溶剤エポキシ変性高耐候・高耐久遮熱塗料」です。
シリコン樹脂が配合されている「アヴァンセSiクール」と、フッ素樹脂が配合された「アヴァンセFクール」の2種類が存在します。
今回は外壁塗料としてご紹介していますが、アヴァンセは屋根塗料として使用することもできます。

アヴァンセには「高日射反射技術」が施されており、太陽光を反射することで外壁や屋根の温度上昇を抑制します。

ちなみに、「AVANCE」とはフランス語で「前進」「進歩」を意味する言葉です。
その名の通り、アヴァンセは従来の遮熱塗料よりも優れた遮熱性、耐久性・耐候性を発揮する塗料となります。
そんなアヴァンセの特長について、これからお話ししていきたいと思います!

 ガイソーの遮熱塗料 であるアヴァンセの宣伝用バナー画像


アヴァンセの特長として、以下の3点が挙げられます。

  • 高日射反射技術により、外壁の温度上昇を抑制できる
  • 耐候性に優れる
  • 汚れが付着しにくい

高日射反射技術により、外壁・屋根の温度上昇を抑制できる

アヴァンセには、太陽光を反射できる「特殊顔料」と「中空セラミックバルーン」と呼ばれる物質が配合されています。
中空セラミックバルーンとは内部に空気を含んだセラミック製の球体のことで、非常に優れた遮熱性を有しています。
これらの「高日射反射技術」により、外壁・屋根に当たる太陽光の最大80%を反射・散乱させることができます

遮熱性が低い塗料で塗装した場合、太陽光がほとんど反射されずに建物内部に入り込んでしまうので、室温の上昇や塗膜・素材の劣化につながってしまう可能性があります。
しかし、アヴァンセであれば太陽光の大部分を反射・散乱させることが可能なので、夏場のエアコン使用を抑えることで省エネ・節電効果が期待できます
さらに、太陽光の熱による外壁材や屋根材、塗膜の劣化を未然に防ぎ、長持ちしやすくなるというメリットがあります

アヴァンセの遮熱性の検証として、レフランプ試験が行われています。
レフランプ試験とは、「塗装した鋼板にレフランプの光を当てて、裏面の温度上昇を測定する試験」のことを指しています。
一般塗料とアヴァンセFクールで試験を行ったところ、「一般塗料よりもアヴァンセの方が20.3℃も低かった」という結果が出ました。
この優れた遮熱性により、外壁・屋根の温度上昇を長期間にわたって抑制することができます

アヴァンセFクールのレフランプ試験の結果グラフ
アヴァンセFクールのレフランプ試験

耐候性に優れる

アヴァンセSiクールには「シリコン樹脂」、アヴァンセFクールには「フッ素樹脂」がそれぞれ配合されています。
シリコン樹脂を構成している「シロキサン結合」は紫外線の破壊エネルギーを上回るほど強固な結合であるため、紫外線による塗膜の劣化を抑制することができます
また、フッ素樹脂は合成樹脂の中でもトップクラスの耐候性を誇ることから、雨風や紫外線の影響を受けにくいという特長があります。

アクリル樹脂やウレタン樹脂よりもはるかに優れた耐候性により、アヴァンセは遮熱性を有した塗膜を長期間にわたって保ち続けることができます
アヴァンセSiクールの期待耐用年数は約10~12年アヴァンセFクールであれば約15年とされています。

汚れが付着しにくい

アヴァンセSiクール、アヴァンセFクールは「低汚染性に優れる」という特長を持っています。
一般的な高光沢樹脂塗料は経年劣化によって黒ずみや雨だれ汚れが発生してしまいますが、アヴァンセであればその心配はありません。
外壁・屋根への汚れの付着を防止し、美観を長期的に維持できます

さらに、アヴァンセにはカビ・藻の発生を抑制する効果もあるので、繁殖による外壁材や屋根材、塗膜の劣化を未然に防ぐことができます。


GAINA

GAINAとは、株式会社日進産業が開発・販売している「遮熱セラミック(無機)塗料」のことです。
一般的な遮熱塗料とは異なり、GAINAは断熱性(熱伝導を防止する性質)も有しています。そのため、外壁・屋根の温度上昇を最大限に抑制し、一年を通じて快適に過ごせる室温を保てます。

セラミック塗料とあるように、GAINAにはセラミックが配合されています。
セラミックはもともと熱を伝えにくい物質である上に、太陽光の熱エネルギーを遠赤外線に変換し、反射・散乱させる性質を有しています
これらの性質を活かし、優れた遮熱性・断熱性を持つようになったのがGAINAとなります。
そんなGAINAの特長について、これからお話ししていきたいと思います!

GAINAの宣伝用バナー画像


GAINAの特長として、以下の4点が挙げられます。

  • 優れた遮熱性・断熱性により、省エネ効果・節約が期待できる
  • 耐用年数が長い
  • 汚れが付着しにくい
  • 遮音性が高い


優れた遮熱性・断熱性により、省エネ効果・節約が期待できる

GAINAは優れた遮熱性を持った塗膜を形成するので、外壁・屋根に当たる太陽光の約95%を反射・散乱させることができます。これにより、建物内部への熱の侵入を防止し、室温の上昇を抑制します
さらに、高い断熱性によって室内の熱を外部に逃がさないことで、冬は暖かい室内を保つことが可能です

これらの優れた遮熱性・断熱性により、「GAINAで塗装した住宅は年間の冷暖房費を約23%も削減できた」という実験データが出されています。
冷暖房の使用頻度を減らすことで、高い省エネ効果や節約が期待できます

耐用年数が長い

GAINAには「特殊セラミックビーズ」が配合されており、乾燥によって塗膜表面をコーティングするようになります。
セラミック層が雨風や紫外線から塗膜を保護してくれるようになるので、GAINAの期待耐用年数は約15~20年と長いです
10年近くにわたってメンテナンスフリーな外壁・屋根にできることから、遮熱性・断熱性による省エネ効果・節約と合わせて非常に経済的な塗料であると言えます

汚れが付着しにくい

GAINAが形成する塗膜は「帯電防止性能」を備えています。
塗膜に発生した静電気が空気中を漂うチリやホコリを引き寄せることで、外壁や屋根に汚れが溜まってしまうのですが、GAINAであればそのような心配はありません。

さらに、GAINAに配合されているセラミックは「親水性(水との親和性)」を有しています。
親水性塗膜を形成することで、外壁や屋根に当たった雨水が薄い膜状に広がるようになります。
薄く広がった雨水が汚れの下に潜り込み、一緒に流れ落ちる「セルフクリーニング効果」によって外壁や屋根の美観を長期的に保つことができます。

遮音性が高い

GAINAの塗膜は空気を含んだセラミックビーズによって構成されています。
セラミックが音を反射・制振し、空気が音を吸収することで優れた遮音性を発揮できるようになります


2つの遮熱塗料の比較

ここまでガイソーで取り扱っている遮熱塗料をご紹介してきましたが、「実際どっちを選べばいいのかわからない……」という方も多いと思います。
この場合は「期待耐用年数」と「工事費用」のどちらを重視するかによって選択されることをおすすめいたします。

期待耐用年数の長さならGAINA

期待耐用年数の長さで選ぶのであれば、GAINAがおすすめです。
アヴァンセSiクールの期待耐用年数が約10~12年、アヴァンセFクールが約15年であるのに対し、GAINAは約15~20年と長寿命です
GAINAに配合されている特殊セラミックビーズが塗膜表面を覆い、雨風や紫外線から保護することで塗膜の劣化を未然に防ぐことができるからです。

安価で施工したいのならアヴァンセSiクール、アヴァンセFクール

なるべく安価で施工したいという場合は、アヴァンセSiクール、アヴァンセFクールによる塗装工事がおすすめです。
今回ご紹介した遮熱塗料の中では、アヴァンセSiクール・アヴァンセFクール・GAINAの順で材料費や工事費用が安くなります。

とはいえ、GAINAは優れた遮熱性・断熱性によって省エネ効果・節約が期待できる上に、期待耐用年数の長さによって長期間にわたってメンテナンスフリーとなります。
そのため、塗膜の劣化具合によってはGAINAの方がトータルの工事費用が安く抑えられるということも有り得ます。


まとめ

以上、ガイソーで取り扱っている遮熱塗料の特長についてお話しさせていただきました。

アヴァンセSiクール、アヴァンセFクールには「外壁・屋根の温度上昇を抑制できる」、「耐候性に優れる」、「汚れが付着しにくい」といった特長があります。
特殊顔料と中空セラミックバルーンの配合により、夏場の室温上昇を抑制し、外壁材や屋根材、塗膜の劣化を防止することができます。

また、GAINAは「遮熱性・断熱性に優れる」、「耐用年数が長い」、「汚れが付着しにくい」、「遮音性が高い」という特長を持っています。
遮熱性・断熱性だけでなく、耐候性や親水性を有しているセラミックを主成分としているため、従来の遮熱塗料よりも高性能な塗料となっています。
GAINAには「工事費用が高くなりやすい」というデメリットがあるものの、その金額以上の性能を期待することができます。

今回ご紹介した塗料の中から選ばれる際は、「期待耐用年数」や「工事費用」によって比較検討されることをおすすめいたします。

今回のコラムが遮熱塗料での塗装工事を検討されている方の参考になれば幸いです(*^^*)

次回はプレマテックス株式会社が取り扱っているシリコン塗料をご紹介していきたいと思いますので、ぜひそちらのコラムも合わせてお読みください!

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