付帯部の塗装工事 は必要?|外壁と一緒に塗装する理由について解説!

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

外壁塗装工事では、ほとんどの場合で「付帯部」の塗装工事も行われます。
付帯部とは「建物に付属しているパーツ(部材)」のことで、ざっくり言えば屋根と外壁以外の部材を指しています。

ご自宅の外壁塗装工事を検討されている方の中には、「付帯部を塗装する必要はあるの?」と疑問に感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
付帯部を塗装すれば当然材料費や人件費が増えることになるので、塗装しなくていいならしたくない……と思われている方が多いと思います。

結論から言うと、「付帯部の塗装工事は必要であり、外壁と一緒に塗装するのがおすすめ」です。

今回は、そんな「付帯部の塗装工事」と「外壁と一緒に塗装する理由」について解説していきたいと思います!
ご自宅の外壁塗装工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!

GTエポプライマーによる土台水切りの下塗り


付帯部とは?

「そもそも付帯部って何?」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前述の通り、付帯部とは「建物に付属しているパーツ(部材)」のことです。

具体的には、雨樋や軒天、破風板に幕板(帯板)、雨戸、土台水切り……などの様々なパーツが挙げられます。
ざっくりと「屋根と外壁以外のパーツ」という認識でもさほど問題はありません。

それぞれの付帯部は何らかの役割を持っており、中には建物全体の耐久性・安全性に直結するようなものも存在します
いくつか付帯部の役割の例を挙げてみたいと思います。

まず、雨樋(軒先から地面の排水溝までつなげられている筒状のパーツ)は「屋根に降った雨水を排水する」という役割を持っています。
雨樋は「軒樋」「集水器」「竪樋(縦樋)」という3つのパーツから構成されており、軒樋が受け止めた雨水が集水器に送られ、竪樋が地面の排水溝にまで送り届けることで、雨水を適切に排水しています。

もし雨樋が設置されていないと、屋根に降った雨水がそのまま地面に向かって流れ落ちることになります。雨水が外壁を伝うことで「雨だれ汚れ」が発生したり、地面から跳ね返った雨水が基礎・土台内部に入り込み、雨漏りや腐食を引き起こす恐れがあります。
特に後者のような事態が発生すると、建物全体の耐久性が大きく低下して倒壊してしまう危険もあります。
そのようなリスクを回避するために、雨樋を設置することで雨水を適切に排水しているのです。

雨樋
雨樋

その他の付帯部の例として、土台水切りも挙げたいと思います。
土台水切りとは「外壁と基礎の間を一周するように設置されている金属製の水切り」のことで、「基礎・土台部分を雨水から保護する」という役割を持っています。
建物の基盤である基礎・土台内部に雨水が入り込み、雨漏りや腐食が発生してしまうと、建物全体の耐久性や耐震性が大幅に低下し、最悪の場合倒壊してしまいます。
土台水切りが雨水を受け流すことで、そのような事態を未然に防いでいます。

土台水切り
土台水切り

中には幕板(帯板)のように機能的な役割を持っていない付帯部も存在しますが、基本的に付帯部は建物の性能を向上させるために欠かせない存在であると言えます。


付帯部の塗装工事は必要?

結論から言うと、付帯部の塗装工事は必要です。
付帯部の塗装工事が必要である理由として、以下の2点が挙げられます。

  1. 経年劣化による症状を補修するため
  2. 建物の美観を維持するため


①経年劣化による症状を補修するため

屋根・外壁と同様に、付帯部も長期間にわたって雨風や紫外線を受け続けることで劣化していきます。
付帯部の素材によって現れる素材は異なりますが、木製のものには「腐食」、金属製には「サビ」などの症状が現れやすいです。
どんな症状であったとしても、放置すると付帯部の寿命が大きく縮んでしまい、役割を果たすことができなくなってしまいます
たとえば、雨樋に発生したサビを放置すると、腐食によって表面に穴が開いてしまう場合があります。穴が開いた雨樋は雨水を受け止めることができないので、そのまま地面に向かって流れ落ちてしまいます。外壁の雨だれ汚れや基礎・土台内部の雨漏り・腐食につながる恐れがあるため、その状態での放置は非常に危険です。

経年劣化が進んだ付帯部は「塗装工事」や「交換工事」などの工法で補修されます。
あまりにも劣化していた場合、塗装工事では補修し切れない可能性があるので交換工事が必要となります。
塗装工事よりも交換工事の方が工事費用が高くなりやすいため、「余計な工事費用をかけたくない」と言って付帯部の塗装工事を行わなかったことで、逆に工事費用が高くなってしまうケースも少なくありません。


②建物の美観を維持するため

付帯部は経年劣化によって「色あせ」や「塗膜の剥がれ」などの症状が現れる場合があります。
いくら屋根や外壁が綺麗になったとしても、付帯部がそのような状態だと建物全体の美観が損なわれてしまいます
そのため、少しでも建物の美観にこだわりを持っているのであれば、付帯部の塗装工事を行われることをおすすめいたします。


外壁と付帯部を一緒に塗装する理由

付帯部の塗装工事は外壁と一緒に行われることが推奨されています。
その理由として、以下の2点が挙げられます。

  1. トータルの工事費用を安く抑えるため
  2. 付帯部の塗装工事だけを行う人が少ないため


①トータルの工事費用を安く抑えるため

外壁や付帯部の塗装工事を別々におこなうと、足場の設置・解体を2回行う必要があります。
約30坪の住宅の場合、足場代として約10~20万円かかるとされています。それが2回分ということは、足場だけで約20~40万円もの費用がかかってしまうということになります。
さらに、塗装工事にかかる材料費や人件費も高くなりやすいです。

このことから、トータルでかかる工事費用を安く抑えるために外壁と付帯部の同時塗装が推奨されているのです


②付帯部の塗装工事だけを行う人が少ないため

前述の通り、付帯部は建物全体の耐久性・安全性に大きく関わることがあるため、経年劣化が進んだらなるべく早めに補修工事を行う必要があります。
しかし、屋根や外壁に比べて付帯部は重要度が低いと思われている方が多いです。
付帯部のためにスケジュールを調整して何回も施工業者と打ち合わせを行ったり、騒音や人の出入りが激しい塗装工事を行えるかというと、正直嫌だという方も多いのではないでしょうか。
このように、付帯部だけの塗装工事には精神的なハードルが存在することから、外壁と一緒に塗装されることがおすすめされているのです


まとめ

以上、「付帯部の塗装工事」と「外壁と一緒に塗装する理由」について解説させていただきました。

付帯部は「建物に付属しているパーツ(部材)」のことで、建物の耐久性・安全性に大きく関わるような役割を持っているものも存在します。
付帯部の経年劣化を放置すると、役割を果たせずに建物全体の性能を低下させてしまう可能性がある上に、美観を大きく損ねてしまうことから、なるべく早めに塗装工事を行うようにしましょう。

外壁と付帯部の塗装工事を一緒に行うことで、トータルの工事費用を安く抑えることができます。
ご自宅の外壁塗装工事を検討されている方は、ぜひ付帯部の塗装工事も行われてはいかがでしょうか(*^^*)

今回のコラムがご自宅の外壁塗装工事を検討されている方のお役に立てば幸いです(*^^*)


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