こんにちは☀
ガイソー山梨店です!
外壁塗装工事を検討しており、塗料についての情報を集めているといった場合、「塗料メーカー」に注目される方が多いのではないでしょうか。
ガイソーで商品を取り扱っているメーカーの一例として、「PAINT LINEジャパン株式会社」が挙げられます。
PAINT LINEジャパン株式会社は、「厳しい暴露試験に合格した高品質塗料を加盟店だけに提供する」という特殊なシステムを取っています。
そのため、ガイソー山梨店など限られたリフォーム会社でしか、PAINT LINEジャパン株式会社の高品質塗料を使用することはできません。
このコラムでは、 PAINT LINEジャパンの外壁塗料 の特長についてお話ししていきたいと思います!
今回は「レガロ」、「ゼニス」、「無機ハイブリッドチタンガード」を取り上げています。
PAINT LINEジャパン株式会社とは?
PAINT LINEジャパン株式会社は、主にラジカル反応制御塗料や無機有機ハイブリッド塗料などを開発・販売している塗料メーカーです。
厳しい暴露試験に合格した高品質塗料は、審査を通過した優良加盟店だけに提供されています。これは、「お客様に本当に満足していただける外壁塗装工事を行うためには、同じ想いを持った塗料メーカーとリフォーム会社が集い切磋琢磨することが重要である」という理念から来ています。
弊社はPAINT LINEジャパン加盟店であるため、高品質塗料を取り扱うことができます。
PAINT LINEジャパン株式会社の代表塗料として、「レガロ」、「ゼニス」、「無機ハイブリッドチタンガード」が挙げられます。
いずれの塗料にも優れた「ラジカル制御技術」が用いられており、ラジカルによる塗膜の劣化を抑制することができます。
ガイソー山梨店の塗装工事でも、これらの商品はよく使用されています。
今回はPAINT LINEジャパン株式会社の塗料の特長についてお話ししていきたいと思います!
レガロ
レガロは「高耐候性ラジカル制御型シロキサン無機塗料」です。
PAINT LINEジャパン株式会社が取り扱っている塗料のシリーズ名でもあり、レガロシリーズにはスタンダードタイプの「レガロ」、水性塗料の「レガロアクア」、屋根塗料の「レガロルーフ」の3種類が存在します。
ガイソーの工事では「レガロ」が用いられることが多いため、今回はレガロを中心としてその特長をご紹介していきたいと思います。
レガロの特長として、以下の4点が挙げられます。
- クワトロガードテクノロジーにより、耐候性に優れる
- 汚れが付着しにくい
- 仕上がりが美しくなる
クワトロガードテクノロジーにより、耐候性に優れる
塗料に配合されている酸化チタン(白色顔料)と紫外線が反応すると、「ラジカル」と呼ばれる物質が発生します。
ラジカルは物質として非常に不安定な状態であり、自らを安定させようと他の物質から電子を奪おうとします。その過程で塗膜内の有機物(顔料や樹脂など)の結合を切断することで、塗膜全体の寿命が縮まってしまいます。
ラジカルについては過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、ぜひそちらもご参照ください。
(「塗膜を劣化させるラジカルとは?|ラジカルが発生する原因と対策方法」)
ラジカルによる塗膜の劣化を未然に防ぐために、レガロには「クワトロガードテクノロジー」と呼ばれる技術が用いられています。
クワトロガードテクノロジーは「①高耐候性特殊チタン」、「②ラジカルバリアーシステム」、「③高性能光安定剤」、「④特殊架橋型ハイグレード樹脂」といった4つの技術で構成されています。
まず、無機成分・有機成分のハイブリッドによって基本性能を向上させた樹脂で塗膜表面を覆うことで、紫外線の侵入を防ぎ、酸化チタンとの反応を最小限に抑えます。
そして、耐候性を向上させた酸化チタンを特殊なバリアーで覆うことで、発生したラジカルをバリアー内に封じ込めることができます。万が一ラジカルがバリアーを抜け出したとしても、塗膜内を漂う光安定剤がそれを捕捉・無害化します。
この3段構えにより、レガロはラジカルによる劣化がほとんど起こりません。
耐候性に優れる塗膜の形成により、レガロの期待耐用年数は15~17年とされています。
汚れが付着しにくい
レガロには、無機成分の「オルガノポリシロキサン」と有機成分の「シリコーンオリゴマー」という2種類の樹脂が配合されています。
緻密な構造によって内部に侵入しようとする汚れをブロックできる無機成分と、汚れを付着させない特殊シリコン樹脂から作られる塗膜は、非常に優れた低汚染性を発揮できます。
さらに、レガロには防カビ・防藻剤も配合されているので、外壁へのカビ・藻の繁殖を未然に防ぐことが可能です。
そのため、外壁の美観を長期的に維持し続けられます。
仕上がりが美しくなる
レガロが形成する塗膜は、優れた「光沢性」と「平滑性(塗膜表面の凹凸の少なさ)」を有しています。
滑らかで光沢のある仕上がりとなるので、ご自宅の美観を長期間にわたってお楽しみいただけます。
ゼニス
ゼニスは「特殊チタン配合・高機能・高耐久性ラジカル制御型無機塗料」です。
レガロ同様、ゼニスもPAINT LINEジャパン株式会社が取り扱っている塗料のシリーズ名であり、スタンダードタイプの「ゼニス」、水性塗料の「ゼニスアクア」、屋根塗料の「ゼニスルーフ」が存在します。
ゼニスの特長として、以下の3点が挙げられます。
- 耐候性に優れる
- 汚れが付着しにくい
- 仕上がりが美しくなる
耐候性に優れる
レガロ同様、ゼニスには「クワトロガードテクノロジー」が施されています。
「①高耐候性特殊チタン」、「②ラジカルバリアーシステム」、「③高性能光安定剤」、「④特殊架橋がたハイグレード樹脂」といった4つの技術により、塗膜劣化の原因であるラジカルの発生・活動を未然に防ぐことができます。
また、ゼニスは「4フッ化型フッ素樹脂」と「無機成分」が配合されています。
4フッ化型フッ素樹脂は従来のフッ素樹脂(3フッ化型フッ素樹脂)よりもフッ素の数が多いことから、耐候性に優れています。
クワトロガードテクノロジーと合わさることで、ゼニスの塗膜は非常に優れた耐候性を発揮できます。
この優れた耐候性により、ゼニスの期待耐用年数は約20~23年と長寿命です。
塗り替え工事の頻度を減らすことができるので、経済的な塗料であると言えます。
無機ハイブリッドチタンガード
無機ハイブリッドチタンガードは「超耐久性無機ハイブリッド系外壁塗料」です。
PAINT LINEジャパン株式会社が取り扱っている塗料のシリーズ名でもあり、スタンダードタイプの「無機ハイブリッドチタンガード」、水性塗料の「無機ハイブリッドチタンガードアクア」、クリヤー塗料の「無機ハイブリッドチタンガードクリヤー」、屋根塗料の「無機ハイブリッドチタンガードルーフ」が存在します。
ハイブリッド塗料とあるように、無機ハイブリッドチタンガードは無機成分と有機成分を混ぜ合わせて作られた塗料です。
従来の無機塗料は「頑丈で耐候性に優れる」というメリットに対し、柔軟性の低さによって「ひび割れが発生しやすい」といったデメリットがありました。
そんな無機塗料に有機成分を配合してできたのがハイブリッド塗料であり、無機塗料と有機塗料それぞれのメリットを兼ね備えた高性能塗料となります。
ハイブリッド塗料については過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、よろしければそちらもご参照ください。
(「有機塗料・無機塗料・ハイブリッド塗料のメリット・デメリット」)
無機ハイブリッドチタンガードの特長として、以下の3点が挙げられます。
- 特殊クワトロガードシステムにより、耐用年数が長い
- 汚れが付着しにくい
- ひび割れが発生しにくい
特殊クワトロガードシステムにより、耐用年数が長い
無機ハイブリッドチタンガードには「特殊クワトロガードシステム」と呼ばれる独自技術が施されています。
無機成分の「オルガノポリシロキサン系樹脂」と有機成分の「グリシジル基含有シリコーンオリゴマー」によって構成された無機有機ハイブリッド樹脂により、熱や紫外線に強く、耐久性・耐クラック(ひび割れ)性に優れる塗膜を形成できます。
さらに、「高耐候性特殊チタン」、「ラジカルバリアーシステム」、「高性能光安定剤」によるラジカル制御技術により、ラジカルを無害化させることができます。
特殊クワトロガードシステムによって紫外線やラジカルに強い塗膜を形成できることから、無機ハイブリッドチタンガードの期待耐用年数はなんと30年とされています。
数十年近くにわたってメンテナンスフリーな外壁にできるので、トータルの工事費用を安く抑えることも可能です。
汚れが付着しにくい
無機ハイブリッドチタンガードには「フローティングハイドロシステム」という特殊技術が用いられています。
塗膜の表面に親水基(親水性を有する原子の集まり)を配列することで、雨水が壁面に薄く広がって外壁に付着した汚れを浮かび上がらせるようになります。
雨が降る度に外壁の洗浄が自動で行われるので、外壁の美観を長期的に維持できます。
ひび割れが発生しにくい
無機ハイブリッドチタンガードはハイブリッド塗料であるため、頑丈かつ柔軟性に優れる塗膜を形成します。
前述の通り、従来の無機塗料は柔軟性の乏しさによって「ひび割れが発生しやすい」というデメリットがありましたが、無機ハイブリッドチタンガードであれば建物の動き(振動・収縮など)に追随できるので、ひび割れが発生することはほとんどありません。
メーカーによる曲げ試験(塗装した板を折り曲げ、発生したひび割れの大きさを検証する試験)では、「無機ハイブリッドチタンガードを塗装した板は半分近く折り曲げても塗膜のひび割れが発生しなかった」という試験結果が出されています。
3つの塗料の中ではどれがおすすめ?
ここまで「レガロ」、「ゼニス」、「無機ハイブリッドチタンガード」の特長についてお話しさせていただきました。
もしかしたら「自分にはどの塗料が合っているのか分からない」とお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、「期待耐用年数」と「工事費用」それぞれに着目した際のおすすめ塗料をご紹介していきたいと思います!
期待耐用年数の長さなら「無機ハイブリッドチタンガード」
期待耐用年数の長さで選ぶのであれば、無機ハイブリッドチタンガードがおすすめです。
レガロの期待耐用年数が約15~17年、ゼニスが約20~23年であるのに対し、無機ハイブリッドチタンガードは最大30年と非常に長寿命です。
特殊クワトロガードシステムにより、紫外線やラジカルによる塗膜の劣化を長期間にわたって抑制できるからです。
数十年にわたってメンテナンスフリーな外壁となるため、「定期的な塗り替え工事が面倒くさい」という方におすすめな塗料です。
安価で施工したいのなら「レガロ」
なるべく安価で施工したいのであれば、レガロによる塗装工事がおすすめです。
一般的に塗料の価格は「耐用年数の長さ」に比例するため、今回ご紹介した塗料の中で耐用年数が短いレガロが最も安価となります。
ただし、レガロはゼニスや無機ハイブリッドチタンガードに比べて「短スパンで塗り替え工事を行う必要がある」という点に留意しなければなりません。
塗り替え工事の回数の違いにより、無機ハイブリッドチタンガードの方がレガロよりもトータルの工事費用が安くなる場合もありますので、「1回の工事費用を安く抑えたい」のか「トータルの工事費用を安く抑えたい」のかをよく考えるようにしましょう。
まとめ
以上、PAINT LINEジャパン株式会社の「レガロ」、「ゼニス」、「無機ハイブリッドチタンガード」の特長についてお話しさせていただきました。
レガロとゼニスには「クワトロガードテクノロジー」と呼ばれる技術が施されているため、塗膜劣化の原因であるラジカルを無害化させ、塗膜を長持ちさせることができます。
さらに、優れた低汚染性や光沢性、平滑性により、滑らかで光沢のある美しい塗膜を長期的にお楽しみいただけます。
また、無機ハイブリッドチタンガードは「特殊クワトロガードシステム」によって紫外線やラジカルに強い塗膜を形成できるので、なんと30年もの期待耐用年数を誇ります。
「長きにわたってメンテナンスフリーな外壁にしたい」「トータルの工事費用を安く抑えたい」という方におすすめな塗料です。
今回のコラムが、ご自宅の外壁塗装工事を検討されている方の参考になれば幸いです(*^^*)
次回は水谷ペイント株式会社が取り扱っている外壁塗料をご紹介していきたいと思いますので、ぜひそちらのコラムも合わせてお読みください!
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