2024.02.04　軒天の塗装工事

こんにちは☀
ガイソー山梨店です！

このブログでは、ガイソー横浜港南店に外壁塗装・屋根漆喰工事をご依頼いただいたH様邸の工事工程をご紹介したいと思います！

今回は、 軒天の塗装工事 の様子をご紹介していきます！

軒天とは、「外壁よりも外側に張り出した屋根の裏側」のことです。
「軒先の天井」「軒裏天井」などを略して「軒天」と呼称されるようになったとされています。

軒天には防火性に優れるパネルが張り付けられています。
ベニヤ板や金属板などが一般的に見られますが、H様邸の軒天には木材が張り付けられていました。

軒天は「外壁の塗膜の劣化を抑制する」「屋根への延焼を防止する」「屋根の内部構造を保護する」といった役割を持っています。

外壁に当たる雨風や紫外線を遮ることで、外壁の塗膜を長持ちさせることができます。
また、前述の通り、軒天には防火性に優れるパネルが張り付けられています。そのため、万が一火災が発生したとしても、屋根が焼け落ちてしまうといった事態を防止できます。
さらに、屋根の内部構造（野地板や垂木など）がむき出しとなり、雨風や紫外線によって劣化してしまうのを未然に防ぐことも可能です。

このように、軒天は建物全体の耐久性に大きく関わる付帯部となっています。

しかし、軒天は湿気が溜まりやすいことから、「カビ・コケの繁殖」「雨染み」「剥がれ」などの様々な症状が発生する可能性があります。
また、H様邸のように木製の軒天であった場合は、「腐食」によって軒天内部が腐ってしまうことも考えられます。
軒天内部に雨水が浸透し、耐久性が大幅に低下してしまうことから、これらの症状が見られた場合は早急な補修工事が必要となります。

軒天の補修工事では、基本的に「塗装工事」か「交換工事」のいずれかが行われます。
H様邸の軒天は比較的劣化が少なかったことから、今回は塗装工事によって補修させていただきました。

今回の工事では、まず初めに軒天のケレン・目荒らしが行われました。
軒天は湿気だけでなく排気ガスも溜まりやすいことから、月日の経過とともに汚れが溜まってしまう場合が多いです。
軒天に汚れが残ったまま塗装を行っても、塗膜がしっかりと密着しないのですぐに剥がれてしまいます。

紙やすりを用いて軒天の汚れを取り除き、表面に小さな傷をつけることで塗膜の密着性を高めていきます。

ケレン・目荒らしが終わったら、続けて軒天の中塗り・上塗りが行われました。

今回の工事では、中塗り・上塗り塗料として日本ペイント株式会社の「ファインウレタンU100」が使用されました。
ファインウレタンU100に配合されているポリウレタン樹脂は、非常に強固な「架橋構造」を有しています。
架橋構造はポリウレタン樹脂の耐久性・耐候性を向上させる効果があるので、この塗料が形成する塗膜は雨風や紫外線による劣化が起こりにくいです。
また、高い防カビ・防藻性も有しているので、湿気が溜まりやすい軒天でもカビや藻が発生しにくくなります。

上塗りが終わったら、H様邸での軒天の塗装工事は完了となります！

次回はH様邸での外壁の塗装工事の様子をご紹介していきたいと思いますので、そちらもお読みいただけると嬉しいです(*^^*)

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