スレート屋根 のメリット・デメリット|耐用年数や耐震性について解説!

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

皆様は「スレート屋根」と呼ばれる屋根材をご存知でしょうか。
スレート屋根には、天然石から作られた「天然スレート」とセメント・繊維素材から作られた「化粧スレート」の2種類が存在し、特に化粧スレートは日本においてトップクラスの人気を誇る屋根材となっています。

スレート屋根(化粧スレート)には「安価で施工できる」「軽量で耐震性に優れる」「豊富なデザイン・カラーバリエーション」といった多くのメリットが存在しますが、スレート屋根を採用するデメリットもまた存在します。
スレート屋根のデメリットをしっかりと把握せずに、「人気だから」という理由だけでご自宅の屋根にスレート屋根を採用されてしまうと、理想とは異なる住まいになってしまう可能性もあります。

そこで今回は、スレート屋根のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います!

スレート屋根

スレート屋根 とは?

スレート屋根とは「薄い板状に加工された屋根材」のことです。欧州で古くから用いられてきた屋根材で、粘板岩(スレート)という岩石を素材としていたことから「スレート屋根」と呼ばれるようになりました。

スレート屋根には、粘板岩を素材として使用している「天然スレート」と、セメントと繊維素材を混ぜ合わせて加工した「化粧スレート」の2種類が存在します。
天然スレートの原料である粘板岩には「耐久性・防水性に優れ、屋根材として加工しやすい」という特長があります。
そのため、天然スレートもまた優れた耐久性を持っており、長期間にわたって雨風に耐えることができます。また、天然石を使用していることから、高級感のある美しい外観にすることができるというのも天然スレートのメリットと言えます。

しかし、天然スレートは「工事費用が高くなりやすい」というデメリットを持っています。天然スレートの施工には高度な技術が必要となるので、材料費だけでなく作業費も高くなってしまうのです。
このデメリットにより、天然スレートは欧州から伝えられた由緒ある屋根材ではあるものの、一般住宅の屋根として使用されることはほとんどありません。とはいえ、歴史的建造物には天然スレートが使用されたものが多く、その例として東京駅や三菱一号館美術館などが挙げられます。

東京駅

一方、化粧スレートはセメントと繊維素材を混ぜ合わせて作られた屋根材であり、粘板岩は一切使用されていません。天然スレートのデザインや質感を模倣したことから「化粧スレート」という名称がつけられたとされています。
化粧スレートは工場での大量生産が容易であるので、天然スレートよりもはるかに安く施工することができます
化粧スレートは現代の日本において主流な屋根材となっており、「スレート屋根」という場合はこの化粧スレートを指していることがほとんどです。

そのため、今回のコラムでも化粧スレートのメリット・デメリットを中心に解説していきたいと思います。


スレート屋根のメリット

スレート屋根を使用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。

  • 安価で施工することができる
  • 軽量で耐震性に優れる
  • デザイン・カラーバリエーションが豊富に存在する


安価で施工することができる

スレート屋根は工場での大量生産を簡単に行えることから、「安価で施工することができる」というメリットを持っています。
日本瓦の工事費用が屋根1㎡あたり約8000~15000円ほどかかるのに対し、スレート屋根は屋根1㎡あたり約5000~10000円で施工することができます。
なぜこれほど安いのかというと、スレート屋根自体が安価で購入できることに加えて、スレート屋根の施工経験が豊富な職人が多く存在するので作業費・人件費もあまり高くならないからです。
「工事費用をできるだけ安く抑えたい」という方にはスレート屋根がおすすめです。


軽量で耐震性に優れる

スレート屋根は屋根材の中でもトップクラスに軽いという特長を持っています。
日本瓦が屋根1㎡あたり約60㎏であるのに対し、スレート屋根は屋根1㎡あたり約20㎏と、日本瓦の1/3程度の重量しかありません。
軽量な屋根材を使用すると建物全体の重量を減らすことができるので、地震発生時の建物への被害を最小限に抑えることが可能となります。建物の重量が小さいと、地震によって建物にかかる負荷もまた小さくなるからです。
つまり、軽量なスレート屋根をご自宅の屋根に使用することで、いずれ来るとされている大地震に備えることができるのです

なお、建物の重量と耐震性の関係については過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、興味を持たれた方はぜひご参照ください。


デザイン・カラーバリエーションが豊富に存在する

スレート屋根には「デザイン・カラーバリエーションが豊富に存在する」というメリットも存在します。
工場で大量生産されているスレート屋根は加工が容易なので、様々なデザインや色のものが各メーカーから販売されています。
そのデザイン・カラーバリエーションの豊富さから、スレート屋根は和風・洋風・モダンなどの幅広いスタイルに対応可能です。そのため、ご自宅の雰囲気にマッチした屋根材を見つけることができるでしょう。


スレート屋根のデメリット

反対にスレート屋根を使用するデメリットとして、以下の2点が挙げられます。

  • 耐用年数が短く、定期的な塗り替え工事が必要
  • ひび割れが発生しやすい


耐用年数が短く、定期的な塗り替え工事が必要

スレート屋根の原料であるセメントは防水性能を持っていないので、塗装工事によってスレート屋根の表面に塗膜を形成し、屋根材を雨水や湿気から保護する必要があります。
しかし、長期間にわたって雨風や紫外線の影響を受け続けると、屋根の塗膜が劣化してしまいます。特に塗膜の防水性能が低下してしまうと、屋根材が雨水や湿気を吸い込むようになります
水分を帯びた屋根は、湿った場所を好むコケにとって絶好の住み処であることから、スレート屋根にコケが定着・繁殖してしまう場合があります。屋根に発生したコケは美観を損ねるだけでなく、深く根を張ることで塗膜の劣化をさらに進行させてしまいます。

また、屋根材の吸水によって屋根内部のルーフィング(防水シート)が劣化し、屋根内部の雨漏りや腐食が発生してしまうこともあります
これらの症状の発生を未然に防ぐために、屋根の塗膜が劣化してしまった場合は速やかに塗り替え工事を行う必要があります。しかし、スレート屋根は屋根材の中でも耐用年数が短く、メンテナンスの目安年数も約7~8年とかなり短スパンです。そのため、頻繁にメンテナンスを行うことで、他の屋根材よりもトータルの工事費用が高くなってしまう場合もあります


ひび割れが発生しやすい

スレート屋根には「ひび割れが発生しやすい」というデメリットも存在します。
スレート屋根は屋根材の中でもかなり薄いので、飛来物の衝突によって屋根材がひび割れてしまうといったことが多々あります。
屋根材のひび割れを放置すると、ひび割れ部分から雨水が入り込み、屋根内部の雨漏りや腐食につながってしまう可能性があることから、スレート屋根のひび割れに気が付いたら早急に補修工事を行う必要があります。
この「ひび割れが発生しやすい」というデメリットも、スレート屋根のメンテナンスを定期的に行わなければならない理由だと言えるでしょう。


まとめ

以上、スレート屋根のメリット・デメリットについて解説させていただきました。

スレート屋根には「安価で施工できる」「軽量で耐震性に優れる」などの大きなメリットが存在することから、日本の住宅の多くで使用されている屋根材となっています。

しかし、スレート屋根には「定期的なメンテナンスが必要」「ひび割れが発生しやすい」というデメリットもあるので、屋根の劣化具合によってはトータルの工事費用が多くなってしまうことも考えられます。
スレート屋根のメリット・デメリットをしっかりと把握した上で、ご自宅の屋根にスレート屋根を採用するかどうかを決めるようにしましょう!(*^^*)

ガイソー山梨店では現地調査を無料で行っておりますので、「そろそろスレート屋根のメンテナンスの時期が近付いてきた」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!