アクリル塗料 のメリット・デメリット|費用・耐用年数・特徴について解説!

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

皆様は「アクリル塗料(アクリル樹脂塗料)」と呼ばれる塗料をご存知でしょうか?
アクリル塗料は「アクリル樹脂を主成分として作られた塗料」です。
塗料の中で最も安価な塗料で、塗装初心者でも扱いやすいことからDIYでの人気が高まってきています。

アクリル塗料は数十年も前から日本で用いられており、当時は人気の高い塗料であったとされています。
しかし、現在では外壁・屋根塗装工事で使用されることはほとんどありません
それは、アクリル塗料が塗料として致命的なデメリットを持っているからです。

今回のコラムでは、アクリル塗料のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います!
外壁・屋根の塗装工事を検討されている方は、塗料選びの参考にぜひご覧ください!

アクリル塗料 とは?

アクリル塗料とは、「アクリル樹脂を主成分として作られた塗料」のことを指しています。
「アクリル樹脂塗料」と呼ばれる場合もあります。

アクリル樹脂は非常に高い耐候性・透明性を持っていることに加え、加熱によって容易に変形・切断が行えることから、幅広い分野で活用されている合成樹脂です。
ボールペンやコップといった日用品だけでなく、眼鏡のレンズや携帯電話の表示窓、水族館の水槽に光学機器と、塗料以外にも様々な用途があります。

アクリル塗料は1950年代に日本で開発・販売が開始されました。
アクリル樹脂の透明性によって発色が良く、安価で塗装できることから人気の高い塗料でもありました。


現在ではホームセンターで簡単に手に入れることができるので、DIYで使用されることが増えてきています。
しかし、DIYでの需要が高まってきているのに対し、外壁・屋根塗装工事でアクリル塗料が使用されることはほとんど無くなってしまいました。それはいったい何故なのでしょうか。


アクリル塗料のメリット

アクリル塗料を使用するメリットとして、以下の2点が挙げられます。

  • 安価で施工できる
  • 塗装初心者でも扱いやすい


安価で施工できる

アクリル塗料による塗装工事の費用相場は外壁1㎡あたり約1000~1300円とされており、塗料の中で最も安価です。
外壁塗装工事でよく使用されるシリコン塗料の費用相場が約1800~3000円であることを鑑みると、アクリル塗料の安さがお分かりいただけると思います。

アクリル塗料がなぜこれほどまで安いのかというと、アクリル塗料は塗料の中で最も期待耐用年数が短いからです
「安価で施工できる」という点はアクリル塗料のメリットではありますが、実は「耐用年数が短い」というデメリットと背中合わせであることに注意する必要があります。

塗装初心者でも扱いやすい

アクリル塗料はその多くが「1液型塗料」となります。1液型塗料とは、「主剤に希釈剤を混ぜ合わせてから使う塗料」のことです。
主剤と硬化剤の割合を調べてきっちりと量る必要がある2液型塗料とは異なり、主剤と希釈剤を混ぜ合わせるだけで塗料の用意を済ませることができます
さらに、当日中に使い切れなくても翌日以降まで保管が可能なので、DIY初心者でも塗料を無駄にしてしまうことがありません
そのため、DIY用に販売されている塗料のほとんどが1液型塗料です。

1液型・2液型塗料のメリット・デメリットについては過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、よろしければそちらをご参照ください。
「1液型塗料・2液型塗料の違い、メリット・デメリットについて解説!」



また、アクリル塗料は「塗料の伸びが良い」、「乾燥が速い」といった特長を持っています。
塗料の伸びが良いと色ムラが発生しにくいので、顔料の色を綺麗に出すことができます。さらに、塗料の乾燥が速いことで工事期間を短縮させることが可能です。
そのため、アクリル塗料は塗装初心者でも綺麗に仕上げられるとして、DIYでの人気が高まってきているのです。


アクリル塗料のデメリット

反対にアクリル塗料を使用するデメリットとして、以下の2点が挙げられます。

  • 耐用年数が短く、定期的に塗り替え工事を行う必要がある
  • ひび割れが発生しやすい


耐用年数が短く、定期的な塗り替え工事を行う必要がある

メリットの項でもお話しした通り、アクリル塗料は「耐用年数が短い」というデメリットがあります。
アクリル塗料の期待耐用年数は約4~6年とされています。ウレタン塗料の期待耐用年数が約6~10年、シリコン塗料が約10~15年であることを鑑みると、アクリル塗料の塗膜は塗料の中でも段違いに短命であると言えます。

アクリル塗料は耐久性・耐候性が低く、雨風や紫外線によってすぐに塗膜が劣化してしまうために、これほどまで耐用年数が短くなってしまったのです。
塗膜が劣化してしまった場合は、塗り替え工事によって塗膜を新しくする必要があります。しかし、アクリル塗料のように耐用年数が短いと頻繁に塗り替え工事を行わなければなりません。

安価で施工できるとはいえ、4~5年おきに塗り替え工事を行うとトータルの工事費用は高くなってしまいます
アクリル塗料よりも高性能かつ高価なシリコン塗料・フッ素塗料よりも工事費用がかさんでしまう場合もあるので、「安価だから」という理由だけでアクリル塗料を選択されることはおすすめできません。

ひび割れが発生しやすい

アクリル塗料には「可塑剤(かそざい)」と呼ばれる添加剤が配合されており、これによって塗膜に弾性・柔軟性を持たせています。
しかし、経年劣化によって可塑剤は徐々に抜けてしまいます。
可塑剤が抜けてしまった塗膜は弾性・柔軟性を失うことから、外壁材の振動・収縮に追随できずに塗膜がひび割れてしまうのです

塗膜のひび割れは「外壁内部の雨漏り・腐食」の原因となる可能性が高いので、一刻も早い補修工事を行う必要があります。


まとめ

以上、アクリル塗料のメリット・デメリットについて解説させていただきました。

アクリル塗料には「安価で施工できる」というメリットがありますが、「耐用年数が短い」という塗料として致命的なデメリットを持っています。
アクリル塗料の期待耐用年数は約4~6年とかなり短く、4~5年おきに塗り替え工事を行う必要があります。
そのため、シリコン塗料やフッ素塗料よりも長い目で見たときの工事費用が高くなりやすいです
このデメリットにより、アクリル塗料が外壁・屋根塗装工事で使用されることはほとんど無くなったのです。

もし、シリコン塗料やフッ素塗料を差し置いてアクリル塗料を提案してくる業者がいたら、十中八九悪徳業者と言えるでしょう。
よほどの事情がない限り、アクリル塗料を塗装工事で使用することは基本的にはないので注意が必要です。

アクリル塗料は外壁・屋根塗装工事では使用されなくなりましたが、「塗装初心者でも扱いやすい」というメリットにより、現在ではDIYでの需要が高まってきています。
DIYが趣味の方は、アクリル塗料での塗装を行われてみてはいかがでしょうか?(*^^*)

次回のコラムでも引き続き塗料のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。
塗料選びの参考にぜひお読みください!

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