光触媒塗料 のメリット・デメリット|価格・耐用年数・空気清浄効果について解説!

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

皆様は「光触媒塗料」と呼ばれる塗料をご存知でしょうか?
光触媒塗料とは、その名の通り「光触媒を主成分として作られた塗料」のことです。光触媒は「光(紫外線)を照射すると特定の化学反応を促進させる物質」であり、光触媒塗料では白色顔料でもある「酸化チタン」が該当します。
光触媒塗料は、酸化チタンの優れた「分解力」に着目して開発されました。

光触媒塗料で塗装することで外壁の美観を長期的に保てるとして、近年注目が集まってきている塗料です。

今回のコラムでは、そんな光触媒塗料のメリット・デメリットについて解説していきたいと思います!
外壁や屋根の塗装工事を検討されている方は、塗料選びの参考にぜひご覧ください!(*^^*)

光触媒塗料 とは?

光触媒塗料とは、「光触媒(光に当たると特定の化学反応を促進させる物質)を主成分として作られた塗料」のことを指しています。
光触媒塗料に配合されている光触媒は、白色顔料として多くの塗料に配合されている「酸化チタン」となります。

酸化チタンの光触媒作用として、「酸化」と「還元」が挙げられます。
酸化が「ある物質が電子を失う現象」であるのに対し、還元は「ある物質が電子を受け取る現象」となります。
光触媒作用が起こった酸化チタンが大気中の水や酸素と反応することで、優れた分解力を持った物質を生成します。その分解力はアルコールや植物の葉、ゴキブリまでもを分解できるほど強力であるとされています。
この酸化チタンの光触媒作用に着目し、開発された塗料が光触媒塗料となります。

酸化チタンの優れた分解力により、光触媒塗料は外壁に付着している汚れやゴミ、大気汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物など)を分解することができます。
分解することで汚れやゴミが雨水に流されやすい状態となるので、外壁の美観を長期的に維持できるようになるのです。

酸化チタンと光(紫外線)の反応と聞いて、「ラジカル」が思い浮かんだ方がいらっしゃるのではないでしょうか。
酸化チタンと紫外線が反応すると、光触媒作用の影響によってラジカルと呼ばれる物質が発生し、塗膜内の有機物の結合が切断されてしまいます。
ラジカルの発生・活動を未然に防ぐために特殊酸化チタンや光安定剤を配合した塗料が、前回ご紹介した「ラジカル塗料」となります。
そんなラジカル塗料に対し、酸化チタンの光触媒作用を促進させた塗料が今回ご紹介する「光触媒塗料」なのです。

光触媒塗料のメリット

光触媒塗料を使用するメリットとして、以下の3点が挙げられます。

  • 外壁を綺麗な状態で維持することができる
  • 空気清浄効果が期待できる
  • 耐用年数が長い


外壁を綺麗な状態で維持することができる

光触媒塗料が形成する塗膜は「親水性(水との親和性)」を持っています。親水性のある塗膜に当たった雨水が薄い膜のように広がるので、外壁の汚れやゴミの下に潜り込むようになります。
これにより、雨が降る度に外壁の洗浄が自動的に行われる「セルフクリーニング効果」が期待できます。

前述の通り、光触媒塗料は酸化チタンの優れた分解力を利用した塗料なので、外壁に付着している汚れやゴミ、大気汚染物質を分解します。
汚れやゴミを細かく分解することで、セルフクリーニング効果を持った他の塗料よりも優れた洗浄力を発揮することができます

これにより、光触媒塗料で塗装された外壁はその美観を長期的に維持することが可能です

空気清浄効果が期待できる

光触媒塗料によって分解されるものは汚れやゴミだけでなく、硫黄酸化物や窒素酸化物などの大気汚染物質も該当します。
そのため、光触媒塗料で塗装した箇所の空気を綺麗にすることができます

一般的に、一戸建て住宅を光触媒塗料で塗装することで、自動車12台分の排気ガスに相当する量の大気汚染物質を分解できるとされています。
外壁周辺どころかご自宅全体の空気をまとめて綺麗にすることができるので、「空気が澄んだ場所に住みたい」という方におすすめな塗料であると言えます。

耐用年数が長い

光触媒塗料の期待耐用年数は約15~20年とされており、フッ素塗料と同じくらい長持ちします。
光触媒塗料は酸化チタンの光触媒作用を利用した塗料なので、そのままだとラジカルの発生によって塗膜の劣化が進行してしまいます。
そのような事態を未然に防ぐために、光触媒塗料にはしっかりとラジカル対策が施されています。そのため、塗料の中でも長い耐用年数を誇るようになったのです。


光触媒塗料のデメリット

反対に光触媒塗料を使用するデメリットとして、以下の4点が挙げられます。

  • 施工が難しい
  • すべての汚れを分解できるというわけではない
  • カラーバリエーションが限られる
  • ひび割れが発生しやすい


施工が難しい

光触媒塗料はまだ開発されたばかりの塗料なので、施工経験が豊富な業者はそう多くはありません
さらに、光触媒塗料の塗膜は比較的粘度が低いことから、塗装経験が少ない職人が塗装すると、塗膜が垂れて汚い仕上がりになってしまいます
この施工の難しさにより、光触媒塗料による塗装工事の相場は外壁1㎡あたり約3500~5500円とかなり高価です。

光触媒塗料の使用を検討されているのであれば、施工業者が光触媒塗料の知識・経験をしっかり持っているかどうかを確認されることをおすすめしています。

すべての汚れを分解できるというわけではない

酸化チタンが分解できる物質は有機物に限られます。
そのため、サビや砂埃、エフロレッセンス(コンクリートやモルタルに沈着した白色の物質)などの無機物を分解することはできません
セルフクリーニング効果による洗浄も期待できないので、これらの汚れは人の手で除去する必要があります。
光触媒塗料で塗装したからといって、半永久的に外壁の美観を保てるというわけではないので、定期的なメンテナンスを欠かさずに行うようにしましょう。

エフロレッセンスが発生したコンクリートブロック
白い汚れがエフロレッセンス

カラーバリエーションが限られる

光触媒塗料は白色顔料である酸化チタンの分解力を利用した塗料なので、どうしても白が混ざった色になります。
そのため、「原色や濃い色で塗装したい」という場合、光触媒塗料だと希望通りの色で塗装できない可能性が高いです

ひび割れが発生しやすい

光触媒塗料が形成する塗膜は柔軟性に乏しいことから、建物の振動・収縮によってひび割れてしまう可能性があります
塗膜のひび割れを放置すると、そこから雨水が入り込んで外壁内部の雨漏りや腐食につながってしまいます。そのため、この点は光触媒塗料の大きなデメリットであると言えます。


まとめ

以上、光触媒塗料のメリット・デメリットについて解説させていただきました。

光触媒塗料には「外壁を綺麗な状態で維持することができる」、「空気清浄効果が期待できる」、「耐用年数が長い」といったメリットが存在します。
酸化チタンの光触媒作用により、外壁に付着した汚れやゴミ、大気汚染物質などを細かく分解します。それらをセルフクリーニング効果によって雨水で洗い流すことで、外壁の美観を長期的に保つことができます。

一方で、光触媒塗料には「施工が難しい」、「すべての汚れを分解できるというわけではない」、「ひび割れが発生しやすい」といったデメリットもあります。
光触媒塗料はまだ開発されたばかりの塗料なので、施工経験が不足している業者が多く存在します。光触媒塗料での塗装工事を検討されている方は、その業者が光触媒塗料の知識・経験を持っているかどうかをしっかりとチェックするようにしましょう。
また、光触媒塗料は有機物の汚れしか分解できないので、無機物の汚れは人の手で除去する必要があります。塗膜に汚れが溜まっていないかどうか、定期的なメンテナンスを欠かさずに行われることをおすすめいたします。

光触媒塗料での塗装工事を検討されている方は、今回ご紹介させていただいたメリット・デメリットをしっかりと把握し、他の塗料と比較した上で選択されることをおすすめいたします!(*^^*)

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