外壁塗装・屋根リフォームにおける悪徳業者のよくある手口|施工業者を選ぶときのポイント

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

外壁や屋根の劣化が気になり始めたことで、ご自宅のリフォームを検討されている方が多いのではないでしょうか。
中には「施工業者の訪問販売で劣化を指摘されたことがきっかけ」という方もいらっしゃると思います。
しかし、近年悪徳業者による訪問販売が増加しており、勢いで契約したことで法外な費用を請求されたり施工不良が発生してしまった……という報告も少なくありません。

そこで今回は、「外壁塗装・屋根リフォームにおける悪徳業者のよくある手口」と「施工業者を選ぶときのポイント」について解説していきたいと思います!
悪徳業者と契約してしまわないか心配……という方はぜひお読みください!

悪徳業者のイラスト


悪徳業者のよくある手口

悪徳業者のよくある手口として、以下の3点が挙げられます。
1つ目に当てはまる業者のすべてが悪徳業者というわけではありませんが、2つ目、3つ目に当てはまる場合はその業者との契約は見送った方が賢明でしょう。

  1. アポなしで訪問してくる
  2. 大幅な値引きを提案してくる
  3. 工事費用の全額前払いを要求してくる


①アポなしで訪問してくる

一戸建ての住宅にお住まいの方は、一度は外壁塗装・屋根リフォームの訪問販売を受けたことがあるのではないでしょうか。
「訪問販売の施工業者=悪徳業者」というわけではなく、中には優良業者も存在するのですが、悪徳業者のほとんどは訪問販売を行う傾向があります

悪徳業者はアポなしで訪問し、「屋根が割れている」「棟板金が浮いている」などといったようにご自宅の劣化を指摘してきます。
そして、「今すぐ工事を行わないと大変なことになる」と言ってお客様の不安を煽り、無理やり契約させます。

外壁塗装・屋根リフォームは100万円以上かかることもある高額な商品です。必要性は分かっていても金銭面から即決できないというのは当然のことです。
それにも関わらず、その日のうちに契約を迫ってくるような業者は十中八九悪徳業者となりますので、たとえ人当たりが良さそうだったとしても契約は見送りましょう。

また、訪問販売を行う悪徳業者の中には「点検するために屋根に上らせてください」と言ってくる業者も存在します。
ここでOKしてしまうと、屋根に上った悪徳業者によって屋根材や棟板金が壊されてしまう可能性があります。
近年では高所点検カメラやドローンを用いた屋根点検を行う業者が増えてきていますので、わざわざ屋根に上って点検しようとする業者は警戒した方がいいかもしれません


②大幅な値引きを提案してくる

悪徳業者の中には「今なら工事費用が半額!」「○○%OFF!」といったように、大幅な値引きを提案してくる業者も存在します。
ついつい契約したくなってしまいますが、そのような提案を受けた場合は注意が必要です。

そもそも外壁塗装は大幅な値引きができるものではありません。
外壁塗装では、事前に建物を調査した上で見積もりを作成するのが一般的です。つまり、既にその建物に見合った金額が提案されているはずなのです。
それにも関わらず、当初の見積もりから何十万円も値引きされるようなことがあれば、「最初に高額な見積もりを提示されていた」「工事品質が下げられている(劣悪な塗料を使用する、塗料の使用量を少なくする等)」といった可能性があります。

また、「モニター価格」と称して見積もりを提示してくる悪徳業者もいます。
「今すぐ契約しないとモニター価格で提供できなくなる」と言われ、慌てて契約してしまう方もいらっしゃいますが、実際は市場価格とさほど変わらないことが多いです。それどころか、相場よりも高いことも多々あります。
外壁塗装・屋根リフォームの相場を知らないのであれば、「モニター価格」という言葉を鵜呑みにしないように注意しましょう。

なお、当初の見積もりから値引きされること自体は一般的に行われています。
あくまで大幅な値引きが危険なのであって、「値引き=危険」というわけでは決してありません。
「値引きされたからこの業者は悪徳業者だ!」と決めつけないようにしましょう。


➂工事費用の全額前払いを要求してくる

一般的な外壁塗装・屋根リフォームでは、工程がすべて終了してから仕上がりをチェックし(塗り残しがないか、養生の剥がし忘れがないか等)、場合によっては手直しが行われた後に工事費用を支払います。
もしくは着工時に工事費用の半分を支払い、完工してからもう半分を支払うというパターンもありますが、いずれにしても完工時に工事費用を支払います。

しかし、中には「工事費用を全額前払いしてくれたら値引きします」と提案してくる悪徳業者も存在します。
着工前に工事費用を全額前払いしてしまうと、手抜き工事をされたり途中で逃げられてしまう可能性があります
工事費用の全額前払いを提案してくるような業者は十中八九悪徳業者となりますので、まだ契約していないのであればすぐに別の業者を探されることをおすすめいたします。
もし既に契約してしまったのであれば、後述する「もし悪徳業者と契約してしまったら」をご参照ください。


施工業者を選ぶときのポイント

悪徳業者のよくある手口を知ることで、悪徳業者と契約してしまう可能性を大幅に減らすことができます。
しかし、悪徳業者と契約しないことは大前提であり、「優良業者と契約するにはどうすればいいの?」と思われている方が多いと思います。

そこで、ここからは「施工業者を選ぶときのポイント」を解説していきたいと思います!
以下の3点に注目されれば、優良業者を見つけ出すことができるでしょう。

  1. 建物の診断と劣化箇所の説明をしてくれるか
  2. 見積もりが具体的に記載されているか
  3. 相見積もりを行う


①建物の診断と劣化箇所の説明をしてくれるか

外壁塗装・屋根リフォームの際は、まずご自宅の現地調査によって劣化箇所を確認し、それから見積もりが作成されるのが一般的です。
そのため、現地調査を行わずに見積もりを提示された場合、その業者は悪徳業者である可能性がかなり高いです

また、現地調査や見積もり提示の際に「劣化箇所について詳しく説明してくれるか」という点にも注目しましょう。
施工業者とお客様とでは、外壁や屋根に対する知識の量が大きく異なるはずです。それにも関わらずお客様の疑問に答えられないようであれば、その業者は専門知識がかなり不足していることになります。
施工不良につながってしまう可能性が非常に高いので、現地調査の時点で「この業者は大丈夫なのかな?」と思うようなことがあれば、その業者との契約は避けた方が良いでしょう。


②見積もりが具体的に記載されているか

施工業者から見積もりを受け取ったら、具体的に記載されているかチェックするようにしましょう。
たとえば、外壁塗装で使用する塗料名が明記されておらず、「シリコン塗料」「フッ素塗料」のようにグレード名でしか書かれていなかった場合は注意が必要です。
同じシリコン塗料でも「安価で劣悪なシリコン塗料」「金額も性能も平均的なシリコン塗料」「高価で高性能なシリコン塗料」といったように、商品によって金額・性能は異なります。
商品名が明記されていないと、金額は高級シリコン塗料のものなのに実際に使用されたのは安価なシリコン塗料だった……なんてことが起こり得ます。

そのため、見積もりを受け取ったらまずはあいまいな表記がないかを確認されることをおすすめいたします

見積もりでチェックしたいポイントについては過去のコラムで解説されていただいておりますので、よろしければそちらもご参照ください。
(「外壁塗装の見積もりでチェックしたいポイント|相見積もりの必要性について解説!」)


➂相見積もりを行う

外壁塗装・屋根リフォームの際は「相見積もり」を行うことが推奨されています。
相見積もりとは「複数の業者から同時に見積もりを受け取り、内容や金額を比較すること」で、「あいみつ」と呼ばれることもあります。

1社からしか見積もりを取らなかった場合、見積もりの内容や金額が適切なものなのかどうかが分かりません。悪徳業者だったとしても気が付かずにそのまま契約してしまう危険があります。
しかし、複数の業者から見積もりを受け取れば外壁塗装・屋根リフォームの相場が分かり、見積もりの内容も比較することができます

ただし、むやみやたらに見積もりを取ると手間や時間がかかり、逆にどの業者がいいのか分からなくなってしまいます。
相見積もりを行う際は、多くても3~4社までに絞られることをおすすめいたします。


もし悪徳業者と契約してしまったら

このコラムを読まれている方の中に、もしかしたら既に悪徳業者と契約してしまったという方がいらっしゃるかもしれません。
万が一悪徳業者と契約してしまったのであれば、「クーリングオフ制度」を利用されることをおすすめいたします。

クーリングオフとは、「一定の期間内であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解消できる制度」のことです。
契約日を含めて8日以内であれば、契約を解除することができます。
また、8日以上が経過していたとしても、「契約書を受け取っていない」「契約書に不備があった」「クーリングオフ制度は適用されないという虚偽の説明を受けた」という場合はクーリングオフの対象となります。
手数料やキャンセル料などがかかることもないので、もし悪徳業者から請求されたとしても無視しましょう。

クーリングオフ制度が利用できない場合は、「国民生活センター」や「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」などの第三者機関に相談しましょう。


まとめ

以上、「外壁塗装・屋根リフォームにおける悪徳業者のよくある手口」と「施工業者を選ぶときのポイント」について解説させていただきました。

悪徳業者による被害は年々増加しており、2022年は国民生活センターに10000件以上の被害相談が寄せられました。
悪徳業者は言葉巧みに契約を迫ってくるので、「自分は悪徳業者と契約しないだろう」と思っている方でもつい勢いで契約してしまうことも少なくありません。

外壁塗装・屋根リフォームは非常に高額な商品となりますので、今回ご紹介したポイントを踏まえて、悪徳業者か優良業者かを見極められるようにしましょう。


ガイソー山梨店では現地調査・見積もりを作成を無料で行わせていただいております。
見積もり作成だけでも大歓迎ですので、ご自宅の外壁塗装を検討されている方はぜひお気軽にガイソー山梨店にご相談ください!(*^^*)