【2024年】 給湯省エネ2024事業 の補助対象や金額、申請期間について解説!

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

このコラムを読まれている方の中には、ご自宅のエコキュート交換工事を検討されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
エコキュートの寿命は約10年とされており、給湯性能の低下や故障などが見られるようになります。エコキュートの経年劣化を放置するとお湯が使えなくなってしまうこともあるので、10年を目安に交換工事を行われることをおすすめしています。
しかし、エコキュート交換工事にかかる費用は約40~50万円と高額なので、なかなか工事に踏み切れない……という方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときに活用したいのが、資源エネルギー庁によって実施される「給湯省エネ2024事業」です。
これは「エコキュートをはじめとした高効率給湯器を導入したご家庭に補助金が支給される」というもので、エコキュート交換工事をお得に行うことができます!

今回のコラムでは、「給湯省エネ2024事業」の補助対象や補助金額、交付申請時期などについて詳しく解説していきたいと思います。
ご自宅のエコキュート交換工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてください!


給湯省エネ2024事業

給湯省エネ2024事業」とは、高効率給湯器を導入した住宅に対して補助金を交付する制度となります。
給湯分野は各家庭において非常に多くのエネルギーを消費しているとされており、高効率給湯器の導入を支援することで「2030年度におけるエネルギー需給の見通し(2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減させることを目標としたもの)」を達成させることを目的としています。

本制度における高効率給湯器とは、「ヒートポンプ給湯器(エコキュート)」「電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器)」「家庭用燃料電池(エネファーム)」の3種類を指しています。
それぞれの給湯器について簡単に解説すると、以下の通りになります。

  • ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
    …空気の熱を利用して水を温める「ヒートポンプ技術」を活用した給湯器。夜間電力や太陽光で発電した電力を用いることで、効率よくお湯を沸かすことができる。
  • 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器)
    …ヒートポンプ給湯器とガス給湯器が組み合わされた給湯器。高効率な給湯が可能。
  • 家庭用燃料電池(エネファーム)
    …都市ガスやLPガスなどから取り出した水素と空気中の酸素の化学反応によって発電するシステム。発電の際に発生する排熱を活用することで、給湯器として使用することもできる。

これらに該当する給湯器を新たに設置することで、設置や既存設備の撤去等にかかる費用に対して補助金を受け取ることができます。
次の章で本事業の補助対象や補助金額、対象期間などについて詳しく確認していきましょう!

給湯器


補助対象

給湯省エネ2024事業では、戸建てや共同住宅等によらず、以下の住宅に高効率給湯器を設置する事業に対して補助金が交付されます。

申請区分設置する住宅補助対象者(共同事業者)
購入・工事新築注文住宅住宅の建築主
新築分譲住宅住宅の購入者
既存住宅(リフォーム)工事発注者
既存住宅(購入)住宅の購入者
リース利用新築注文住宅給湯器の借主
新築分譲住宅
既存住宅(リフォーム)

また、高効率給湯器を導入する共同事業者が個人である場合は、「J-クレジット制度」への参加を表明する必要があります
J-クレジット制度とは「省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用による二酸化炭素等の排出量削減や、適切な森林管理による二酸化炭素等の吸収量をクレジットとして国が認証する制度」のことで、J-クレジット制度への参加を表明した場合はJ-クレジット事業実施団体または地方公共団体・民間団体等が管理するプログラムに入会します。
J-クレジット制度への参加意思を表明しない場合、給湯省エネ2024事業の補助対象外となってしまうので注意しましょう

※令和6年(2024年)4月15日までの売買・請負・リース契約分については、J-クレジット制度への参加に関わらず補助対象となります。


補助金額(補助上限額)

給湯省エネ2024事業では、以下の①~③の補助金額の合計が補助金として交付されます。

基本額

本事業では、導入される高効率給湯器によって定額が補助されます。
補助金額と補助上限額は以下の表の通りです。

設置する給湯器補助金額(基本額)補助上限
ヒートポンプ給湯器(エコキュート)8万円/台戸建住宅:いずれか2台まで
共同住宅等:いずれか1台まで
電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器
(ハイブリッド給湯器)
10万円/台
家庭用燃料電池(エネファーム)18万円/台

たとえば、戸建住宅でエコキュートを2台設置したとすると、1台につき8万円が補助されるので計16万円もの補助金を受け取ることができます。
しかし、補助上限として「いずれか2台まで(戸建住宅)」と定められているので、エコキュートを3台設置したとしても24万円もの補助金を受け取れるというわけではありません。


性能加算額

①の給湯器について、以下のA~Cの要件を満たしている場合、その性能に応じた定額が加算されます。

設置する給湯器加算要件補助額(加算額)
いずれか
補助額(加算額)
両方
ヒートポンプ給湯器(エコキュート)A2万円/台5万円/台
B4万円/台
電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器
(ハイブリッド給湯器)
A3万円/台5万円/台
B3万円/台
家庭用燃料電池(エネファーム)C2万円/台

加算要件のA~Cは、設置する給湯器によって異なります。
エコキュートを例に挙げると、加算要件は以下の通りになります。

  • A要件
    …インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するもの。
  • B要件
    …補助要件下限の機種と比べ、二酸化炭素排出量が5%少ないものとして、aまたはbに該当するもの。
    ※a.2025年度の目標基準値(JIS C 9220 年間給湯保温効率または年間給湯効率(寒冷地含む))+0.2以  上の性能値を有するもの。
    ※b.おひさまエコキュート(太陽光発電の余剰電力を活用したヒートポンプ給湯器)。

たとえば、A要件を満たしたエコキュートを新たに設置した場合、基本額の8万円にプラスして2万円の性能加算額が補助されます。
A要件とB要件の両方を満たしたエコキュートであれば、8万円+5万円=13万円もの補助金を受け取ることができます。


撤去加算額

①の給湯器の設置に合わせて以下の撤去工事を行う場合、その工事に応じた定額が補助されます。

工事の内容補助額(加算額)補助上限
電気蓄熱暖房機の撤去10万円/台2台まで
電気温水器の撤去5万円/台①で補助を受ける台数まで

電気温水器の撤去の補助上限が「①で補助を受ける台数まで」とされていますが、これは要するに「新たに設置された給湯器の台数」ということです。
戸建住宅の場合は2台、共同住宅等の場合は1台までと定められているので、こちらの補助上限も「2台まで」という解釈で問題ありません。

なお、既存のエコキュートの撤去は加算対象とならないので注意しましょう。


着工日の定義

給湯省エネ2024事業では、着工日が2023年11月2日以降の工事が補助対象とされています。
着工日の定義は購入・工事タイプとリース利用タイプで異なるので、以下の表でご確認ください。

購入・工事タイプ

設置する住宅着工日
新築注文住宅建築着工日
新築分譲住宅住宅の引渡日
既存住宅(リフォーム)給湯器の設置開始日(1台目)
既存住宅(購入)住宅の引渡日


リース利用タイプ

設置する住宅着工日
新築注文住宅住宅の引渡日
新築分譲住宅
既存住宅(リフォーム)給湯器の設置開始日(1日目)


交付申請期間

  • 交付申請期間2024年3月29日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)

給湯省エネ2024事業の予算は昨年度よりも大幅に増加されましたが、非常に人気が高い事業であることから、12月31日よりも早く受付終了となってしまう可能性が高いです。

本事業では、「交付申請予約」によって交付申請予定額を一定期間確保することができます。
補助金を活用したエコキュート交換工事を検討していたのにいつの間にか受付終了していた……なんて事態が起こらないように、なるべく早めに登録事業者に相談されることをおすすめいたします。


必要書類

給湯省エネ2024事業では、申請時に以下の書類を用意する必要があります。
申請は登録事業者が行いますが、お客様ご自身が用意しなければならない書類もありますので、事前にしっかりとチェックしましょう。

  1. 本補助金の利用について、発注者が同意する共同事業実施規約
  2. 工事請負契約書の写し
  3. 発注者の本人確認書類
  4. 工事前写真、工事後写真
  5. 保証書や銘板写真

場合によっては、上記の必須書類に加えて追加書類の提出が求められる場合があります。


お問い合わせ先

担当:住宅省エネ2024キャンペーン 補助事業合同お問い合わせ窓口

TEL:0570-055-224
TEL:03-6625-2874(IP電話等からのお問い合わせ)

受付時間:9:00~17:00(土・日・祝日を含む)

お問い合わせの際は、事前に公式ホームページの「よくある質問」を確認されることをおすすめいたします。


まとめ

以上、「給湯省エネ2024事業」の補助対象・補助金額・交付申請期間などについてお話しさせていただきました。



給湯省エネ2024事業は、高効率給湯器の導入を支援することで「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の実現を目指す事業となります。
「ヒートポンプ給湯器(エコキュート)」や「電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器(ハイブリッド給湯器)」「家庭用燃料電池(エネファーム)」などを新たに設置することで、10万円以上の補助金を受け取れる可能性があります。
ご自宅のエコキュート交換工事を検討されているのであれば、ぜひ本事業を活用してお得にリフォームを行いましょう。

しかし、給湯省エネ2024事業は非常に人気が高い補助金事業であり、早々に予算が上限に達して受付終了となる可能性があります。
本事業では、「交付申請予約」によって交付申請予定額を一定期間確保することができます。交付申請予約を活用し、「申請する前に受付が終了していた……」という事態を未然に防ぎましょう。

給湯省エネ2024事業では、交付申請等の手続きは登録事業者(給湯省エネ事業者)によって行われます。
発注者自身で手続きを行うことはできないので、工事を依頼した施工業者が登録事業者でなかった場合、本事業によって補助金を受け取ることができません。

ガイソー山梨店は登録事業者であるため、交付申請等の手続きを行うことができます。
給湯省エネ2024事業を活用したエコキュート交換工事を検討されている方は、ぜひお気軽にガイソー山梨店にご相談ください!(*^^*)


ガイソー山梨店では現地調査・見積もりを作成を無料で行わせていただいておりますので、助成金・補助金を活用したリフォーム工事を検討されている方は、ぜひお気軽にガイソー山梨店にご相談ください!(*^^*)