屋根・外壁塗装工事にかかる費用を安くする方法 を解説!

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

ご自宅の屋根・外壁塗装工事を検討されている方の中には、工事費用の捻出に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1回の塗装工事で数十万円から100万円近くの費用が必要となる上に、約10年おきに塗り替え工事を行わなければならないので、長い目で見ると膨大な工事費用が必要となってしまいます。
そのため、なかなか外装リフォームに踏み切れない……という方も多いと思います。

お住まいの地域で外装リフォームに関する助成金・補助金が出されていれば、それらを活用してお得に外装リフォームを行うことができます。
しかし、「助成金・補助金制度の対象外だった」「そもそも助成金・補助金制度が実施されていない」などといったように、人によっては助成金・補助金を活用できないという場合もあります。

そこで今回は、「屋根・外壁塗装工事にかかる費用を安くする方法」について解説していきたいと思います!
ご自宅の外装リフォームをなるべく安く行いたいという方はぜひお読みください!


屋根と外壁の塗装工事を同時に行う

屋根と外壁(2階以上が存在する場合)の塗装工事では、職人の安全確保のために必ず足場が設置されます。
約30坪の住宅の場合、足場代として約10~20万円ほどかかるとされています。
もし屋根と外壁の塗装工事を別々に行うとすると、足場の設置・解体をそれぞれで行う必要があるので、2回分の足場代がかかることになってしまいます。つまり、足場だけで約20~40万円も必要となってしまうのです

言い換えれば、屋根と外壁の塗装工事を同時に行えば足場代は1回分の費用だけで済むので、約10~20万円が浮くことになります
また、屋根と外壁を並行して塗装できるので作業費や人件費も安く抑えられます

そのため、屋根と外壁の劣化具合に大きな差がない限り、同時に塗装工事を行われることをおすすめいたします。


火災保険を活用する

屋根や外壁に損害が発生した場合、その原因によっては火災保険を活用してお得に外装リフォームを行える可能性があります

外装リフォームに火災保険が適用されるケースとして、以下の3点が挙げられます。

①火災による住宅の損害

ご自宅や近隣住宅によって火災が発生し、それによって屋根や外壁に損害が発生した場合、外装リフォームに火災保険が適用されます。
また、ガス爆発による住宅の損害も火災保険の対象となります

②自然災害による住宅の損害

台風や大雪、落雷などの自然災害によって住宅に損害が発生した場合、火災保険を活用して外装リフォームを行うことができます。
たとえば、台風発生時に飛来物が衝突して屋根にひび割れや欠けが発生したり、落雷によって屋根の一部が焼け落ちてしまった場合など、火災保険の対象となる可能性があります。

ただし、すべての自然災害が対象となるわけではなく、地震や水害(洪水や高潮など)は特定の保険に入っていないと保険金を受け取れないことが多いです
自然災害によってご自宅に損害が発生した場合、まずはご自宅にかけられている保険内容をしっかりとチェックし、その症状が火災保険の対象であるかどうかを確かめるようにしましょう。

➂第三者による住宅の損害(住宅総合保険)

第三者によって住宅に損害が発生した場合も、保険金を活用して外装リフォームを行える可能性があります。
たとえば、自動車が誤って衝突して外壁に傷やひび割れが発生したり、住宅前で発生した暴動等によって屋根や外壁が破損したり、空き巣犯によって外壁が破壊されたり……などといったように、様々なケースに適用されます。

ただし、第三者の過失による住宅の損害が適用される保険は火災保険ではなく、火災保険を内包する「住宅総合保険」です。
ご自宅にかけられている保険によっては保険金を受け取れないので、事前に保険内容を確認されることをおすすめいたします。


上記のケースに該当する場合は、保険金を受け取ってお得に外装リフォームを行うことができます。
なお、火災保険の申請期間は3年と定められているため、住宅に損害が発生してから3年以内に申請しないと保険金を受け取れなくなってしまいます
申請前に外装リフォームを行ったとしても、3年以内であればちゃんと保険金を受け取ることができるので、なるべく早めに補修工事を行われることをおすすめいたします。


塗料のグレードにこだわる

シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料などといったように、塗料は使用された素材によってグレード分けされています。
一般的な塗料のグレードは以下の通りです。

  1. アクリル塗料
  2. ウレタン塗料
  3. シリコン塗料
  4. フッ素塗料
  5. 無機塗料

これらの塗料の費用や耐用年数について、簡単に解説したいと思います。

①アクリル塗料

アクリル塗料は「アクリル樹脂」を主成分として作られた塗料です。

アクリル塗料の費用相場は外壁1㎡あたり約1000~1300円とされており、塗料の中では最も安価です。
「塗料の伸びが良い」「乾燥が速い」といった特長があり、塗装初心者でも綺麗に仕上げやすいことからDIYで非常に人気が高い塗料です。

ただし、アクリル塗料は耐久性・耐候性が低いことから、期待耐用年数が約4~6年とされています。
3~4年おきに塗り替え工事を行われなければならないので、トータルの工事費用は高くなりやすいです。
そのため、屋根や外壁の塗装工事で用いられることは現在ではほとんどありません。

(「アクリル塗料のメリット・デメリット|費用・耐用年数・特徴について解説!」)

②ウレタン塗料

ウレタン塗料は「ウレタン樹脂(ポリウレタン樹脂)」を主成分とした塗料です。

ウレタン塗料の費用相場は外壁1㎡あたり約1500~2500円とされており、アクリル塗料に次いで安価な塗料となります。
「ひび割れが発生しにくい」「仕上がりが綺麗になりやすい」といった特長を持っているので、現在でも塗装工事で広く用いられています。

ただし、アクリル塗料ほどではないものの、ウレタン塗料も耐久性・耐候性が低いことから期待耐用年数も約6~10年と短めです。
劣化具合によっては5年おきに塗り替え工事を行う必要があるので、「トータルの工事費用を安くしたい」という方には適していません。

(「ウレタン塗料のメリット・デメリット|費用・耐用年数・耐候性について解説!」)

➂シリコン塗料

シリコン塗料は「シリコン樹脂(アクリルシリコン樹脂)」を主成分として作られた塗料です。

シリコン塗料の費用相場は外壁1㎡あたり約1800~3000円とされており、期待耐用年数は約10~15年となります。
ウレタン塗料と比較していただけると分かるように、シリコン塗料はコストパフォーマンスに優れる塗料です。
そのため、「塗装工事で最も人気な塗料」と言っても過言ではないほど高いシェア率を誇っています。

(「シリコン塗料のメリット・デメリット|価格・耐用年数・人気が高い理由について解説!」)

④フッ素塗料

フッ素塗料は「フッ素樹脂」を主成分としている塗料です。フッ素樹脂には「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」の2種類が存在し、後者を採用したフッ素塗料の方が耐候性に優れているとされています。

フッ素塗料の費用相場は外壁1㎡あたり約3500~5000円とされており、シリコン塗料と比べるとかなり高価です。
ただし、フッ素塗料の期待耐用年数は約15~20年であることから、一度塗装してしまえば十数年にわたって塗り替え工事が不要となります。
そのため、「トータルの工事費用を安く抑えたい」という方におすすめな塗料です。

(「フッ素塗料のメリット・デメリット|費用・耐用年数について解説!」)

⑤無機塗料

無機塗料は「無機物(無機化合物)」を主成分とした塗料で、主にケイ素やセラミックが配合されています。

無機塗料の費用相場は外壁1㎡あたり約5000~5500円とされており、フッ素塗料よりもさらに高価です。
しかし、期待耐用年数も約20年以上とさらに長いことから、「長期間にわたってメンテナンスフリーな屋根・外壁にしたい」という方におすすめな塗料となります。

(「有機塗料・無機塗料・ハイブリッド塗料のメリット・デメリット」)


このように、塗料はグレードによって費用や耐用年数が大きく異なります。
シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料といったように、グレードが高くなるにつれて期待耐用年数は長くなりますが、それに比例して工事費用も高くなります。
そのため、とにかく工事費用を安く抑えたいのであれば、安価なアクリル塗料やウレタン塗料で塗装するという方法もあります。

しかし、前述の通り、アクリル塗料やウレタン塗料は耐久性・耐候性が低く、期待耐用年数も短いです。
4~5年おきに塗り替え工事を行われなければならないので、1回の工事費用は安いとしてもトータルの工事費用は高くなってしまいます

一方、フッ素塗料や無機塗料は1回の工事費用は高くなるものの、十数年にわたってメンテナンスフリーとなるため、長い目で見ると「高グレード塗料の方が塗装工事の総額が安くなる」という場合も多々あります。

屋根・外壁の塗装工事を検討されている方は、「1回の工事費用を安く抑えたい」のか「トータルの工事費用を安く抑えたい」のかによって塗料を選択されることをおすすめいたします。


まとめ

以上、屋根・外壁塗装工事にかかる費用を安くする方法についてお話しさせていただきました。

「屋根と外壁の塗装工事を同時に行う」「火災保険を活用する」「塗料のグレードにこだわる」といった方法を活用すれば、数十万円ほど安く外装リフォームを行うことができます。

助成金・補助金制度を活用できず、工事費用の捻出に頭を悩ませていた方は、ぜひこれらの方法を活用されてみてはいかがでしょうか。


ガイソー山梨店では現地調査・見積もりを作成を無料で行わせていただいておりますので、助成金・補助金を活用した外装リフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にガイソー山梨店にご相談ください!(*^^*)