外壁塗装の坪数ごとの費用相場について解説!|10坪~100坪の費用相場表あり

こんにちは☀
ガイソー山梨店です!

ご自宅の外壁塗装を検討されている方は、まず「費用相場」が気になるのではないでしょうか。
外壁塗装にかかる費用はご自宅の坪数や使用する塗料、工程などによって変動します。

施工業者によって費用の算出は大きく変わることから、費用相場を把握していないと悪徳業者と契約してしまう危険があります。

そこで今回は、「外壁塗装の坪数ごとの費用相場」について解説していきたいと思います!
ご自宅の外壁塗装を検討されている方はぜひお読みください!


外壁塗装の坪数ごとの費用相場

外壁塗装の坪数ごとの費用相場は以下の通りになります。


坪数塗装面積費用相場
10坪約40㎡約20~40万円
20坪約80㎡約40~90万円
30坪約120㎡約60~100万円
40坪約160㎡約80~130万円
50坪約200㎡約100~160万円
60坪約240㎡約120~200万円
70坪約280㎡約140~230万円
80坪約320㎡約160~260万円
90坪約360㎡約180~280万円
100坪約400㎡約200~320万円

なお、上記の表はあくまで目安であり、実際の費用は建物の形状や外壁材の種類、使用する塗料などによって変わります。
とはいえ、大まかな費用相場が分かれば極端に安い・高い見積もりを受け取ったときに「どうやって費用を算出したのか」と疑問に感じることができます。
悪徳業者と契約してしまう可能性を大幅に減らせるので、まずは上記の表でざっくりと費用相場を把握されることをおすすめいたします。


外壁塗装の費用相場の内訳

外壁塗装では足場代や材料費、人件費などの様々な費用がかかります。

足場代

2階以上が存在する住宅の塗装工事では、必ず足場が設置されます。
足場を設置することで職人の安全確保ができるだけでなく、「足元が安定するので綺麗に塗装しやすい」「飛散防止メッシュシートを張り付けることで塗料の飛散を防止できる」といったメリットも存在します。

一般的な30坪の住宅では、足場代として約10~20万円かかるとされています
飛散防止メッシュシートを張り付ける場合は追加で約2~5万円ほどかかります。

費用全体の10%以上を占めるほど高額であることから、ご自宅の外壁塗装を行う場合は屋根や付帯部の塗装工事を合わせて行われることが推奨されています。
外壁や屋根の塗装工事を別々に行うと2回分の足場代が必要となりますが、同時に行えば1回分だけで済み、約10~20万円が浮くことになります。


材料費・人件費

一般的に「工事単価」と呼ばれる金額には、材料費と人件費が含まれていることが多いです。
材料費には塗料だけでなく、養生やコーキングなどの下地処理で用いられる材料も含まれています。

塗料

塗料は使用された素材によってグレード分けされており、費用や耐用年数も変わってきます。
一般的な塗料のグレードは以下の通りになります。

グレード費用(外壁1㎡あたり)耐用年数
アクリル約1000~1300円約4~6年
ウレタン約1500~2500円約6~10年
シリコン約1800~3000円約10~15年
フッ素約3500~5000円約15~20年
無機約5000~5500円約20年以上

このように、費用の高さに比例して耐用年数も長くなります。
アクリル塗料やウレタン塗料は安価で施工できますが、耐用年数が短いので頻繁な塗り替え工事が必要となります。
それに対し、フッ素塗料や無機塗料は1回の工事費用は高くなるものの、耐用年数の長さによってトータルの工事費用を安く抑えることができます。
また、シリコン塗料は費用に対して耐用年数が長いことから、コストパフォーマンスに優れる塗料として非常に人気が高いです。

上記の表に各塗料のメリット・デメリットについて解説しているコラムのリンクが貼られているので、興味を持たれた方はぜひそちらもご参照ください。


養生

養生とは「塗装箇所以外をシートやビニールなどで覆い隠す作業」のことです。
窓や室外機、植木鉢、車など、塗料の飛散が予測される範囲にあるものすべてに養生を行うことで、塗料の付着を防止することができます。

養生では「飛散防止メッシュシート」や「ブルーシート」、「マスキングテープ」などの様々な道具が使用されます。
一般的な30坪の住宅の場合、養生には約2~3万円かかるとされています


高圧洗浄(バイオ高圧洗浄)

外壁に付着した汚れやカビ・コケ、サビなどを洗い落とすことで、塗料の密着性を向上させる工程です。
水道水を使用する「高圧洗浄」と、専用の洗浄剤を使用する「バイオ高圧洗浄」の2種類が存在します。
高圧洗浄の費用相場は外壁1㎡あたり約100~300円、バイオ高圧洗浄は約250~500円とされています
バイオ高圧洗浄の方が費用は高くなりますが、外壁にこびりついたカビ・コケを根元から除去することができるので、外壁の汚れ具合によってはバイオ高圧洗浄が推奨されます。

バイオ高圧洗浄については過去のコラムで取り上げておりますので、ぜひそちらもご参照ください。
(「バイオ高圧洗浄のメリット・デメリット|ガイソーパワークリーナー」)


コーキング

コーキングとは「建物の目地(部材同士のつなぎ目)や隙間にペースト状の材料を充填する作業」のことです。
目地や隙間部分からの雨水の侵入を防いだり、外壁材同士の衝突・破損を防止する役割を持っています。

コーキングには「増し打ち」と「打ち替え」という2つの工法が存在します。
増し打ちが「既存のコーキングの上から新しいコーキング材を充填する工法」であるのに対し、打ち替えは「既存のコーキングをすべて取り除いてから新しくコーキング材を充填する工法」となります。

増し打ちの場合は外壁1㎡あたり約500~1000円かかり、打ち替えの場合は約700~1500円かかるとされています
これだけ見ると増し打ちで施工したくなりますが、既存のコーキングの劣化が進んでいた場合、新しいコーキング材とうまく馴染まずにすぐに剥がれてしまう可能性があります。
そのため、基本的には打ち替えが行われます。

コーキングについては過去のコラムで解説しておりますので、興味を持たれた方はそちらもご参照ください。
(「コーキングの役割と工事工程について解説!|シーリングとの違い」)



このように、外壁塗装には足場代や材料費、人件費といった様々な費用がかかります。
その他、廃材処理費などの諸経費も発生します。

これらの費用に加えて、建物の坪数や形状などを考慮した上で見積もりが作られているのです。


工事費用を安く抑えるためには?

外壁塗装の坪数ごとの費用相場を見て、「思っていたより高かった……」と思われた方が多いのではないでしょうか。
一般的な30坪の住宅の場合、外壁塗装の費用相場は約60~100万円となります。
おまけに約10年おきに塗り替え工事を行わなければならないので、外壁塗装を諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、外壁塗装の工事費用を安くする方法をいくつかご紹介したいと思います!

①助成金・補助金制度を活用する

国や都道府県、市区町村で実施されている助成金・補助金制度を活用することで、外壁塗装をお得に行える場合があります。
「工事費用の1/3」「最大30万円」といったようにかなりの金額を受け取ることができるので、外壁塗装の前にチェックされることをおすすめいたします。

②屋根・外壁の塗装工事を同時に行う

前述の通り、30坪の住宅では足場代として約10~20万円かかります。
屋根と外壁の塗装工事を同時に行えば足場の設置・解体が1回で済むので、約10~20万円が浮くことになります。
そのため、屋根と外壁の劣化具合に大きく差がないのであれば、同時に施工することが推奨されています。

➂火災保険を活用する

外壁に発生した損害が火災や自然災害(台風や落雷など)が原因である場合、火災保険によって保険金を受け取れる可能性があります。
ただし、損害が発生してから3年以内に申請しないと保険金を受け取ることができないので、なるべく早めに外壁塗装を行うようにしましょう。


これらの方法を活用すれば、数十万円ほど安く外壁塗装を行うことができます。
詳しくは過去のコラムで取り上げさせていただいておりますので、ぜひそちらもご参照ください。
(「屋根・外壁塗装工事にかかる費用を安くする方法を解説!」)


まとめ

以上、外壁塗装の坪数ごとの費用相場についてお話しさせていただきました。

外壁塗装の費用相場を知ることで、実際に見積もりを受け取ったときにその金額が適切であるかどうかをある程度理解することができます。
費用相場よりも極端に安い・高い金額だった場合、その見積もりを出したのは悪徳業者である可能性があります。
悪徳業者と契約してしまう可能性を減らすためにも、ご自宅の坪数の費用相場をしっかりと把握されることをおすすめいたします。


ガイソー山梨店では現地調査・見積もりを作成を無料で行わせていただいておりますので、助成金・補助金を活用した外装リフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にガイソー山梨店にご相談ください!(*^^*)